あの日の旅人、ふれあう未来 感想 レビュー

あの日の旅人、ふれあう未来 ★★★☆☆
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きっと届く、あの場所で

PULLTOP「あの日の旅人、ふれあう未来」の感想、ご紹介です。

  • タイトル:あの日の旅人、ふれあう未来
  • ブランド:PULLTOP
  • 原画:八島タカヒロ
  • シナリオ:紺野アスタ
  • ジャンル:アドベンチャー
  • 発売日:2020年8月28日

あの日の旅人、ふれあう未来 感想

あらすじ

舞台は世界遺産の島、小笠原諸島。

滝沢勇利はかつて恋人だった少女・珠季を追って小笠原諸島を訪れる。
自然消滅してしまった関係にけじめをつけるために。
山の上のホテルにいるという珠季に会いに行く途中、道端でうずくまる少女と出会うことで物語が始まる。

内気で小柄な少女・絵里と向かった先にあったのは潰れかけのラジオ局。
そこにはかつて恋人だった珠季がいて、ひきこもり生活を続けていた。
過去とのギャップに戸惑う勇利と珠季。夢を追いつつも家族に反対される絵里。

自然豊かな南の島で、
少年少女の心が交差する。

公式サイトより引用

『あの日の旅人、ふれあう未来』オープニングムービー

ネタバレ無し感想

※あらすじや体験版などで公開されている範囲はネタバレでないという認識です※

全年齢作品。

この作品については前情報、ほとんど見ずに
「うみかな」とセット販売があるってだけで楽しみにしてたのよね。
舞台はまた小笠原ってことで、
良質の夏ゲーを再び届けてくれるんじゃないかって。

で、起動後、コンフィグ弄ってたら、ボイスの調整に見たことある名前が…。
おおおおい、前作キャラ達また出るんや!!
ってことで、プレイ前から興奮した私です。

まぁ前作(うみかな)やった人は
もうちょっと深く楽しめるよ程度かな。
本作の時系列は、うみかなの途中~うみかな後って感じ。

前作キャラはシナリオの大事なとこに絡むわけではないので
前作はやってなくても大丈夫だし、
逆に本作やってから「うみかな」やるのも面白いのかも。
良い悪いは置いといて、共通の背景もあったりするから。

シナリオに注力するのは当たり前だとして、
前作が自然の魅力をより伝えようとすることにも注力していたなら、
本作は舞台は同じでも、よりヒューマンドラマに注力したように思える。

珠季のCVのファイルーズあい
サマポケRBを演じたことでも記憶に新しい人は多いんじゃなかろうか。
相変わらず汚い声が可愛いね。w

対して、絵里のCVの石見舞菜香も役の都合上、
色々な声を聴かせてくれるのも面白い。
はむぅ…って口癖もきちっとキャラ作りに貢献してる。

舞台は同じでも「うみかな」とは違う路線を目指したことが分かる作品。
ただ本作は舞台こそ小笠原だけどそこまで夏ゲーって雰囲気もないので、
そういうのを期待すると肩透かし喰らうかも。

CGについて

藍井 珠季(CV:ファイルーズあい)
二ノ宮 絵里(CV:石見舞菜香)
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藍井 珠季(CV:ファイルーズあい)
二ノ宮 絵里(CV:石見舞菜香)
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藍井 珠季(CV:ファイルーズあい)
二ノ宮 絵里(CV:石見舞菜香)
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綺麗は綺麗なんだけど、
突出したものはない。

BGMについて

場に合ったBGMで、十分なクオリティ。

システムについて

色々調整できるしジャンプもあるけど、
初期設定だとBGMやらSEやらうるさいかも。
お好み設定でどうぞ。

  • 爽やかゲー探してます。
  • 小笠原に興味ある!
  • ファンタジーより現実的な作品が好き。

以下、ネタバレ有り。

ネタバレあり感想

うーん、難しいんだけどさ。
ラジオの本質?の話の時に
「東日本大震災」というリアルなワードを出すこと…
それはどうなのか。個人的にはそこは否定的。

「波打ち際の少女」の正体については
中々のミスリードで笑ってしまった。
マチ子さん、やっぱ良いキャラや。w

絵里シナリオについては、ラストのブツ切れ感が酷い。
エンディング入るタイミング間違ってると思うんだ…。
読み手側に「え?ここで終わるか?」って
思わせちゃうのはあかんと思う。

「俺たちの集大成とも言えるイベント」も
まとめて端折るのはちょっとねぇ。
全体的には良い話なんだけど、インパクトには欠けてたかな。
シリアスがほぼ無いのは良いんだけど、
必要なシリアスもあるんじゃない?って感じで。

お次は珠季シナリオについて。

ラジオの番組名が変わるのは良いと思った。

個人的にはこういう性格のヒロイン好きだから、良かった。
まぁでもシナリオ的には、よくある恋のお話的な感じ。
この作品ならではの要素はあまりなかったように思える。

二人のシナリオ通してだけど、
舞台が小笠原ならではって要素が大分減っちゃった感じ。
スクーバ等ネタが被っても良いから、
「うみかな」の雰囲気も出して欲しかった。

で、ラジオが物語の核となっているような感じで、
でも割りと空気なんだよね…。
ラジオを通して、もうちょっと何か欲しかった。

率直なところ、タイトル負けした作品だと思う。
「あの日の旅人、ふれあう未来」…何が?って。

あの日の旅人、ふれあう未来 感想 総評

プレイ時間:約7時間 / オススメ度:★★★☆☆

前作「うみかな」よりは小笠原要素が減ってしまった本作。
セット販売もしてるので、前作と合わせて楽しむなら評価も変わりそう。
本作のみの評価だと、別に舞台が小笠原じゃなくても良かったのではとなってしまうのが苦しい。
何を目指したのかは感じ取れるけど、本作のみでは物足りない。
とても惜しい作品!

以上、あの日の旅人、ふれあう未来の感想でした!

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挿入画像 FANZA GAMES より引用

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