「人を好きになること」とは――?
戯画の「アオナツライン」の感想、ご紹介です。
- タイトル:アオナツライン
- ブランド:戯画(解散)
- 原画:うみこ
- シナリオ:大地こねこ / 冬野どんぶく
- ジャンル:シネマチック学園恋愛アドベンチャー
- 発売日:2019年3月29日
【萌えゲーアワード2019 シナリオ賞 受賞作品】
※ブランド解散の為、今現在は中古以外は全年齢版しか購入できません。
アオナツライン 感想
あらすじ
「夏休み、何する?」と日々相談している。
平凡な男子学生「及川達観」、元気な幼なじみ「向坂海希」、
ニヒルな悪友「榊千尋」の仲良しグループの3人。そこに、小さなきっかけから、
共学校に憧れ転校してきた、まっすぐすぎるお嬢様「仲手川結」
学園デビューに失敗したイマドキ下級生「椎野ことね」が仲間に入ってくる。5人の仲良し(?)グループによる、
公式サイトより引用
人生で一度きりの、甘くせつない夏休み計画が始まる。
戯画「アオナツライン」オープニングデモムービー
ネタバレ無し感想
※あらすじや体験版などで公開されている範囲はネタバレでないという認識です※
もう何て言うか、タイトル画面の時点で最高。w
良い感じのBGMと動画がループする感じのタイトル画面は
もっとあっても良いと思う。
プレイし始めて数十分もすれば、
何だこの青春の世界は…!状態になるでしょう…
こんな現実、青春を過ごしてみたかった。
幼馴染間での心の動きと言うか、
そういうのがリアルで良い。
男2人、女1人の「幼馴染組み」ってシナリオ広がりそうで。
それぞれのルート、それぞれの思惑が、
きちんと全てのif(誰かのルート)の中で絡み合っている良シナリオ。
全て読んだなら、こんな青春いいなぁって
素直に感じられる内容だろうな、と。
CGについて
淡い、青春アニメ映画にありそうな感じの画風。
雰囲気も秀逸。
背景もきちんと描き込まれていて、不満無し。
BGMについて
環境音含めて、凄く良い。
必要十分な空気感の演出、決して邪魔にならない。
めっちゃ仕事してる。
システムについて
バックログジャンプがあるので、何も言うまい。
必要十分。
何も不便じゃないと感じられる。
- 良き青春を味わいたい人。
- 等身大な、リアルな物語が好き。
- 爽やかな読了感を味わいたい。
以下、軽微なネタバレあり。
ネタバレあり感想
ネタバレをしてしまうと、
青春そのものが味わえなくなってしまう…
という観点から、今作のイメージ的に内容のネタバレは無しで。
上述したことの補足ではないけど、正確には千尋は幼馴染ではなく、
数年前に仲良くなった男友達、です。
雰囲気的には主人公・千尋・海希の3人ひっくるめて幼馴染って感じだけど、
そうじゃないからこそ生まれる関係性もあったのかなって。
シナリオによって、地の文で視点がころころ変わるけど、
この作品にはそれが合っていてとても良かった。
「5人」で過ごした青春には、「5人」それぞれの想いがあって当然だし。
その「当然」を表現してくれたシナリオに拍手。
あとは出来るなら、 海希は最後にやって欲しいルート。
このルートが終わった時、エピローグではなく、プロローグが始まる。
斬新で、何回でもこの青春の物語を体験したくなってしまう感覚。
出来れば、そういう感覚を味わってほしいと思う。
アオナツライン 感想 総評
ファンタジーではなく、リアルな「青春」というテーマを扱った今作。
色々設定を作って上手に物語を作れば
涙腺を刺激するのは容易な風潮もあったりするけど、
このようなリアルなテーマで、
リアルな物語で涙腺を刺激されたのは久々かも。
是非とも架空だけど、でもリアルな「青春」を経験してください。
めっちゃオススメ作品!!
以上、アオナツラインの感想でした!
挿入画像 公式サイト より引用
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