★★★☆☆

海と雪のシアンブルー 感想 レビュー

cyanblue
これは、志音と彼女たちによる『卒業』の物語――

 

CUBE「海と雪のシアンブルー」の感想、ご紹介です。

 

製品概要

  • タイトル:海と雪のシアンブルー
  • ブランド:CUBE
  • 原画:兼清みわ / つるこんにゃく / 倉澤もこ
  • シナリオ:双葉亮一 / 涼原なつき / 伏見美咲
  • ジャンル:恋愛アドベンチャー
  • 発売日:2021年4月30日

 

海と雪のシアンブルー 感想

あらすじ

 

秋の終わりに妹ができた。
海を見たことがない妹だ。
何を話せばいいのか分からないから、妹を連れて海へ行った。

こうして、僕らの日常が始まった。

雪が降る田舎町に住んでいる主人公・青野 志音あおの しおんは、
通い慣れた学園をもうすぐ去ることになる。

――『卒業』

卒業後は進学のために上京する。

あと少しだけ一緒に住む妹・青野 七あおの なな
あと少しだけ一緒の同級生・清木 琴羽すみき ことは萩野 夢はぎの ゆめ
あと少しだけ一緒の後輩・菜畑なばたけ いなば。
あと少しだけ一緒の担任教師・松木 衣良まつき いら

浅いつながりにも深いつながりにも、等しく別れが訪れる。

卒業や上京に向けた準備を通し、志音は自分を取り巻く環境へ別れを告げていく。
その中で再確認する絆、初めて知る想い、やっと気付いたサイン。

故郷を離れる寂しさと、新天地への期待が入り混じった日常を過ごし、
やがてその日を迎える。

これは、志音と彼女たちによる『卒業』の物語――

公式サイトより引用

【CUBE】海と雪のシアンブルー【オープニングムービー】

 

ネタバレ無し感想

※あらすじや体験版などで公開されている範囲はネタバレでないという認識です※

 

妹ちゃん可愛いなぁってのが最初の感想。

 

序盤はなんてことはない、義妹と義兄の関係性の変化が描かれていく。
(徐々に家族になっていく感じ)
その他、他のヒロインズの紹介エピソードのようなものを挟みつつ。
あらすじにもあるように、本当に何でもない日常な感じなんだけど、何か見ててほっこりできる。
七(妹)の、主人公の家に来てからの変化が本当に可愛く、尊い感じなんだよね。

 

七を呼び捨てで呼び、七にはお兄ちゃんと呼ばれるようになる変化なんかはもう…
控え目に言って最高です。
家族が増えるってなんて嬉しいんだろう!なんて地の文も良い雰囲気で。
この後、エロゲが故にぐへへな感じになってしまうとしても。w

 

また、妹ちゃんの声の変化も良い感じ。
初めましてのたどたどしい感じから、慣れた家族の感じへの変化が素晴らしい。

 

まぁ真面目な話、この作品は何処にでもあり得るリアルと、
特に何か衝撃的な話があるわけではない、普通の話で普通に面白い、良い意味で普通に特化してる。

 

「普通」が楽しく感じるのは、キャラの魅力があっての事だと思うんだよね。
だから、ある意味本作は良質なキャラゲ―なんだとも思う。
(もちろん、人によって好き嫌いはあるし、どう感じるかも分からないけど)
それくらいの評価を出来るぐらいには、個人的には退屈はしなかったかな。

 

ただ、色々と詰めの甘さを感じる部分もある。
シナリオによっては普通なら大きな問題と感じる部分を置き去りにしているものもあり、
せっかくの良い雰囲気に影を落としてしまっている部分もある。

 

そんな感じで一長一短なんだけど、「短」に対して「長」が勝った印象の作品だった。

 

CGについて

 

絵柄自体は可愛い感じだし綺麗だけど、ちょっと癖がある。
特に琴羽は何か怖い…見てて不安になる。w
背景は特に粗はないのかなぁと思う。
綺麗なのは凄く綺麗。

 

BGMについて

曲によっては割りとお洒落で音質も良い感じだと思う。
雰囲気系のBGMも結構素敵。
「明日への希望」が好きだった。

 

システムについて

快適プレイです。問題無し。

 

こんな方におすすめ

  • ある程度の長尺シナリオで、切なさもある作品が好き。
  • 空気感が良いゲームを探している。
  • ファンタジーより現実的な作品が好き。

以下、ネタバレあり。

 

ネタバレあり感想

 

以下攻略順。
いつものようにリアルタイムメモ参照だから、
終わってからの総評というよりは、リアルタイムで感じたことが主になります。

 

菜畑 いなば(CV:二葉みんと)

馬鹿っぽいけど読書が趣味って主人公との共通点や、明るく積極的な性格。
でも家や過去のことで闇を背負ってそうな設定。
実は頭の良い出来る子。
個人的にそれらの設定が刺さる子だった。

 

プラス更にすっごい個人的なアレなんだけど、2個下の後輩って好物なんだよね。w
しかも八重歯枠。
もうこれは突き刺さった。

 

しおりに添えた花に意味を持たせてたってのもいじらしいなぁって。
本当に可愛い後輩ちゃんって感じだったかなって。

 

告白シーンでも、いきなり告白してくるのが可愛かったなぁ。
劇的な展開は特に無かったけど、とても良かった。

 

ルートヒロイン以外のヒロイン…主に妹なんだけど、
そういうところも大切にされてるのも良かったなぁって思う。

 

群青志音とシアンをかけたって過去は無理やり感があったけど、
いなば志音に送ったのは紛れもなく同じ音のシオンの花っての、地味に良かったよ。

 

全体的に雰囲気良かったけど、いなば家についてはあまり触れられず残念な感じもあった。
もうちょっと深堀りあったら良かったかも。

 

清木 琴羽(CV:波奈束風景)

造形がとても気になるヒロイン。
首とか腰とか大丈夫?って言いたくなるような構図が多いんだもの…

 

この子のフラグ拾ったつもりなかったのに、
いつの間にかルートに入ってた図々しい女。
いや、マジで好感度上がりそうな選択肢一度も選んでないのに、何でだろう…

 

冗談はさておき…イラっとする感じの子だったなぁって。
いちいちリアクションが大げさと言うか…
まぁそういう設定、転勤族で仲良くなる人ができなかった反動なんだろうけどさ。
すっごく素直な子だと思うんだけど、ライターの表現が下手くそだった気がする。

 

ところで、作中クリスマスパーティの描写が一切入らなくてびっくりした。
そこはちゃんと見せてよ…って思った。

 

「期間限定」の恋人と言ったり、過去に街に住んでそうな素振りがあったり、
その辺はシナリオに良いスパイスを与えてたと思う。

 

シナリオ中、勝手に何か凹んでる志音を気遣う
やっぱ妹が正義なんだよなぁ…w
は本当、各ルートで尊い存在になってるなぁって思う。

 

終盤の有志版卒業アルバム制作の流れは青春っぽくて好きだった。
実際にはそうそうないだろうけど、そういう話を作ってくれて良かったかなって思う。

 

いなばの切ない感じとか、ルートヒロイン以外も大事にしてくれて良かった。

 

エロ要素のお話?
この子のは単純に好きになれなかったかな。
気持ち悪くて。w

 

松木 衣良(CV:森谷こころ)

先生シナリオの途中で群青のお店でクリスマスパーティーしてるけど、
ここでも良妻賢母っぷりを発揮する妹が尊い。
ここ以外でも共通以降、志音と心を通わせたは本当に可愛い妹になったなぁって思う。
ルートやったら尊死しそうな予感しかない。

 

これで3ルート目だけど、はいつでも可愛い脱力系だね。
と並んでルートやるのが楽しみだなぁと思いつつ。

 

で、先生に関して言えば、すごく誠実な人なんだって印象。
正直、この人がヒロインに居る時点で、どんなシナリオになるのか想像できなかった。
そういう意味では、飛び道具的なヒロインだったのかなって。
作品自体が卒業での別れを描く部分も大事にしてるから、教師もその中に入るのかなって感じを受けた。
生徒側のキャラだけじゃなく、先生側のキャラ視点での卒業も描いてくれて良かったと思う。

 

ところで、群青っていっつも何処かで志音と周りを助けてるよね。
彼女自身には救いとか、何か展開あったりしないのかなーって思っちゃう。
そういう立ち位置のサブなんだろうけど、もう少し深い掘り下げあったら良かったかな。

 

最後の方のいなばが切ない感じだなぁって思った。
このルートでは分からない、いなばの気持ち。
それを志音も何となく悟ってたような描写もあってね。

 

そういうキャラ、関係なんだろうけど、
最後まで志音衣良も敬語なのは気になった。

 

萩野 夢(CV:白雪碧)

卒アルの為の写真撮影って体で夜の学園に忍び込む展開、好き。

 

ある意味、ヒロイン力めっちゃ高い子だなーって思う。
個性が光るよね、ヒロインズの中で。

 

特に、ルート序盤のコンビニでの一幕は普通に可愛かった。
いや、普通に不審者なんだけど、ゲームとしては最高に可愛いなって。
その後も天然コミュ障ヒロインならではの可愛さってのはあったかなって思う。

 

道中の、の「ウザいと思われたくない」って気持ちも、
キャラ的な気持ちがよく出てて良かったと思う。
本当にウザいと思うか、可愛い範疇かと思うかはプレイヤー次第だけど、
個人的には「可愛い」の範疇に収まってたかなって思う。
ちゃんと「ありがとう」が言えるのも良かったかな。

 

に妬きまくってるのも可愛いくて良かった。w

 

コミュ障の変わった子が頑張って変わっていく過程が温かいシナリオだった。
ただ、最後のアレは普通にただの不法侵入だし、そこで淫行なんてもっての外だぞ…w

 

青野 七(CV:鷗和かもめ)

まずは…とても良い声をしてらっしゃる妹だな、と。
色々な「お兄ちゃん」の言い方が破壊力抜群だった。

 

いなばに何となく妬いてるが可愛かったなぁと。
兄も義妹も自身の気持ちに気付きつつ、お互いにそれを隠す展開がじれったいね。

 

途中、美術部でドライヤー3個同時に使用してる描写があったけど、
この教室の電源大丈夫だったんか…?w

 

恋人になった後だけど
「万が一にも、可愛い妹の頑張りが報われないなんてこと、あってほしくなかった」と言う主人公は良い兄だね。
作風からして、これが他ルートのエピソードであったとしても、同じこと言うんじゃないかなと思えた。

 

群青についても、このルートではちゃんと大切な関係を見せてくれたかなと思う。
まぁタイトル画面でも唯一一人だけ後ろ姿だし、見守る系専門のサブだったのかなぁと。
グランドで群青ルートがあれば作品として一段階上にいったかもしれない。

 

「海」がキーワードになったこのルート、情緒があって良かった。
大切な時はいつも海。そういうパターンって良いね。

 

最終的なお話になるのだけど、
志音の関係が、その二人だけの中で完結したのがダメポイントだったかなって。

 

倫理観とか、そういうものからは背を向けて幸せな面だけを強調したかったのかもしれんけど、
こっちからしたら中途半端過ぎないですか?ってなる部分だからね。
「家族」を大切に描いてたのに、その「家族」に対して秘密なままってのはちょっと…ね?

海と雪のシアンブルー 感想 総評

 

プレイ時間:約24時間オススメ度:★★

良い意味で普通の作品。
ただ、もう少し頑張れば良作レベルになれたかもしれない、そんな印象。
特に事件とか無くて良いから、良い空気感の中でちょっと切なくもなるような、
割りとリアル寄りのお話を可愛い女の子を肴に楽しみたいならアリです。

 

以上、海と雪のシアンブルーの感想でした!

 

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挿入画像 FANZA GAMES より引用

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© エロゲは黄昏ない 2019