ダンスはひとりでするものではありません
ユメミルの「ガールズ・ブック・メイカー -幸せのリブレット-」のスピンオフ作品、
「グリムと三人のお姫さま3」の感想、ご紹介です。
- タイトル:ガールズ・ブック・メイカー ~グリムと三人のお姫さま3~
- ブランド:ユメミル
- 原画:MtU / 籠目 / 繭咲悠 / ぎん太郎
- シナリオ:式乃彩葉 / 金華猫
- ジャンル:幸せをつくるADV
- 発売日:2020年7月31日
短編集その3です。
シンデレラモチーフの今作の中身や如何に。
ガールズ・ブック・メイカー ~グリムと三人のお姫さま3~ 感想
あらすじ
「ダンスはひとりでするものではありません」
大図書館の司書・詠斗は“王子様”不在のグリム童話の世界で、灰かぶりのエリアへと赴く。
早速お屋敷の中に入ると、そこでは登場人物『シンデレラ』がお掃除に励んでいた。一見すると何も問題ないように見えたが、お城の掃除や家事、
ダンスの練習にと忙しすぎる生活を送るシンデレラにどことなく危うさを感じてしまう。
そんなシンデレラを“王子代理”として詠斗はサポートすることにした。シンデレラも徐々に打ち解けていく中、
公式サイトより引用
数日後に控える舞踏会では“王子様”も踊らなければならないと知り――
『ガールズ・ブック・メイカー ~グリムと三人のお姫さま3~』プロモーションムービー
ネタバレ無し感想
※あらすじや体験版などで公開されている範囲はネタバレでないという認識です※
本編のスピンオフ第三弾。
以前の二作とは違い、グリムが図書館に招かれるところから物語が始まる。
切り口が変わったのは良い変化だと思う。
最序盤で白雪やいばらについての雑談や、
王子様のこと、グリムについても触れている。
純粋に、前二作を踏まえた上での続きになっている。
何となく安いからとシリーズ初見がこの作品になってしまうと、
ちょっとした置いてけぼりをされるかも。
逆にこの作品から何となくやってしまうと、
前作や前々作のネタバレを喰らうので注意。
まぁこのスピンオフシリーズ初作品が
キャラデザもよくCV:夏和小なので、
最初からやってねってアピールもあるのかも。
シナリオ的には三作目でうまい具合に落とし込んだなというところ。
シンデレラももちろん可愛いのだけど、今作ではグリムにも要注目。
CGについて
お値段から考えると、特に不満は無し。
BGMについて
引き続き本編からの流用が多いのかな?
特に不満は無し。
システムについて
特に不便無し。
最低限は揃っている感じ。
- サクッと読めてエロエロしたい。
- 本家は未プレイだけど、世界観は気になる。
- ちっぱい!
以下、軽微なネタバレあり。
ネタバレあり感想
シンデレラの何かあると「切りましょう」と言って
ナイフを構えてニヤっとするキャラが良かった。
のだけど、その特徴が十分に活かされなかったのは残念だった。
アンデルセンとグリムの勝負は特に何事もなく終わるけど、
シナリオのアクセントとしては良かった。
本家やってない人へのキャラの紹介って側面もあっただろうし。
物語中のシンデレラの心情については、
割りと分かりやすく描かれている。
まぁー真面目なんだかエロいんだか、
掴みどころのない子ですな。
一応3部作でそれぞれヒロインはいたけど、
実はグリムの為の3部作だったんだなーって思った。
変にシリアスになることもなく、
グリムの問題も綺麗に解決してくれたのは良かった。
グリム=王子様は一瞬の伏線なのに分かりやすすぎたけども。
ただ、グリム=王子様のシナリオが一番最後なので、
シンデレラの印象が持ってかれてしまった感はあった。
そういう面では単独ヒロインとしては
ちょっと残念だったのかなって。
物語はきちっと〆て、続編を作れなくもない終わり方は良かった。
まぁこれ以上展開するのは難しいだろうから、
ソシャゲの方と繋がっていったりするのかな?
ガールズ・ブック・メイカー ~グリムと三人のお姫さま3~ 感想 総評
前二作同様、今作も声やキャラが好きなら楽しめる。
コスパの良い短編集のうちのひとつと考えると悪くはないシリーズ。
ただ、本作品は一応最終章なので、前二作をやった方が楽しめる。
ガールズ・ブック・メイカーという作品が気になる方はいける口かも…?
以上、ガールズ・ブック・メイカー ~グリムと三人のお姫さま3~の感想でした!
挿入画像 FANZA GAMES より引用
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