★★★☆☆

源平繚乱絵巻-GIKEI- 感想 レビュー

源平繚乱絵巻-GIKEI-
今度は平安時代です…。

 

インレ「源平繚乱絵巻-GIKEI-」の感想、ご紹介です。

 

製品概要

  • タイトル:源平繚乱絵巻-GIKEI-
  • ブランド:インレ
  • 原画:ひっさつくん / ぬい
  • シナリオ:葉山こよーて
  • ジャンル:平安剛勇列伝
  • 発売日:2021年3月26日

 

源平繚乱絵巻-GIKEI- 感想

あらすじ

 

源氏に所縁のある叶納神社の息子・叶納世志常。

その世志常には楼子という妹と対岸の西叶納神社の娘・紫都香という幼なじみがいる。

同じ学園に通う仲良し3人組。その仲は、ずっと続くものだと思っていた……。


そんなある日、3人は学園の修学旅行で京都へ行くことに。

その修学旅行先で、妹の楼子が鞍馬寺で謎の失踪をしてしまう。

楼子の行方を探すため、世志常と紫都香も鞍馬寺へ。

だが、世志常と紫都香は鞍馬寺の金堂で気を失ってしまった。

2人は目を覚ますと、同じ鞍馬寺だが何かが違う。

そう……そこは約850年前、平安時代の鞍馬寺だった。

公式サイトより引用

源平繚乱絵巻 -GIKEI- OPムービー

 

ネタバレ無し感想

※あらすじや体験版などで公開されている範囲はネタバレでないという認識です※

 

いつもの歴史のお勉強シリーズですね。
今回はシステム的に良くなったから、前シリーズよりはプレイしやすいと思う。
ただ、TIPSとかそういうお役立ち系の豆知識は消えてしまった。何故…。

 

だもんで、ひたすらにキャラが蘊蓄を語るんですよ。語りまくる。
そのセリフ、今いる?みたいな事もちらほらあって。
深く知りたい方はTIPSでどうぞ、みたいな親切さは無いのです。

 

で、歴史シリーズはChuSinguraMIBUROと来てGIKEIは再びタイムスリップものに戻りました。
まぁMIBUROも同じようなものだと思ってるけど。
本当に若干だけど、シリーズメタ要素があるので知らない人は「?」ってなるかも。

 

登場人物については、様々な描かれ方をしていて飽きない。
本当に彩り豊かで捨てキャラが居ない好印象。
シナリオ面は基本は史実を追うので、大きく崩れないのが強み。
オリジナルの要素をどう思うかは人それぞれかな。

 

その他、現代では京都に修学旅行に来ているって流れなので
有名な場所や、場所自体に興味が無くてもMIBUROをプレイした方なら覚えてるようなスポットがいっぱい。
なのでちょっとした観光地巡りをしてるような感覚にもなったり。
それはタイムスリップ後の平安でも変わらず、本当に旅してるような感じになる。
+進化した様々な演出でクオリティ◎です。
が、上で書いた蘊蓄が過去最大にしつこい(細かい)ので、ダルンとするかも。

 

余談だけど、主人公たちの通う「神奈川県立高校」、モチーフになってる実際の高校はかなり偏差値高いんだよね。
偏差値高い割りには公立だから自由な校風で、当時は銀髪とかも普通に居たんだよ。
だから何気に幼馴染の髪色とか、男キャラの髪色とかも「現代」としては意外とリアルなんだよね。
今はどうか知らないけどね。

 

CGについて

 

前シリーズが悪いと言う意味ではなく、より洗練された感じを受けた。
紙芝居バトルも演出面でクオリティ上げたのを凄く感じた。
バトル以外の演出も見てて楽しい。

 

BGMについて

現代編では現代なりの、過去編では過去なりの良いBGM。
作風にも合ってる。
和風でなくとも、ドラマチックなBGMもあり良い感じ。

 

システムについて

バックログジャンプや必要な設定はあるので十分。
(やっとバックログジャンプ搭載だよ!)

 

こんな方におすすめ

  • 長尺シナリオで、儚さもある作品が好き。
  • 何処かに悪役がしっかり存在する作品が好き。
  • 史実に架空を入れた空想ものが好き。

以下、ネタバレあり。

 

ネタバレあり感想

 

源平合戦編

弁慶とのバトルは途中までかっこよかったのに、決着で笑ってしまった。
典型的な脳筋乙女で面白い。

 

三郎も設定的に中々良いキャラしておられる。
ここまで仲間になる四天王たちは決着がコミカルで良い感じだと思った。

 

藤原秀衡との出会いも割りと良いギャグになってるね。
顔隠れてるから気付かないのは分かるけど…いや、気付けよ!w
まぁ、偉いけど特徴あるエロ爺って設定だけで好感持てるのは不思議よね。

 

史実は知らないけど、平泉での主人公と秀衡一家(?)の時間は結構じわりと来るなぁ。
面白いとかそういうのじゃないんだけど、なんか良いなって。
好々爺な感じで描かれる秀衡なんかもう、めっちゃ良い人だよね。
泰衡の淡い感じの恋心なんかも、はっきりとは描かれてないけど気になるよね。(この時点では)
一ノ谷の戦い後、奥州に戻れば命を賭けて守るといった書簡を寄越したのはもう家族愛よね。

 

で、頼朝と初めてご対面して。
その頼朝が現実では既に他界している実の兄と瓜二つってのも中々良いかなと、この時点では思ってた。
ただ、何故か秀衡がイケボで喋ってる時の雰囲気と被ってしまって一人で笑いを堪えるキャラになってしまったが…w

 

はっきりとした史実はそのまま進行して、曖昧とされる部分は創作を交えるのはいつのも手法ながら、うまいなぁって思う。
ただ、後々ほぼ100%創作になると中々にヤバイ感じになるのは残念と言うか何と言うか…。

 

で、鷲尾義久…この子、可愛いね。
CV:水野七海…何故だか自分の中でこの人は高飛車なお嬢様系って位置付けだったから、こういう声も好きだなぁと思う。
きっかけは鍵を隠したカゴのトリだっけかな、いつもと違って良いなって思ったの。
まぁ自分がこの方の出演作品あまりやってないだけで、色々な声を出せる方だとは思うのだけども。
でもさ、この義久…作中では大したエピも無いのに「私も傍を離れない」と言うのはちょっと違和感あったかなと思う。
ただ、シナリオが後半に入るにつれて、ああそういう感じなのね…とはなる伏線ではあったかな、と。

 

ちょっと飛んで与一のシーン。
そういう物語が裏であったんだなぁと思うと、良い感じに入り込めるなぁと思った。
このエピから感じるのは、某有名RPGなどの武器で「与一の矢」等の武器があること。
一撃必中ってことなんだろうなぁと。

 

壇ノ浦の戦いの堪増が駆け付けたシーンはかっこよかったんだけど、ボーカル曲の使いどころではなかったような気がした。
というか、本作は全体的に盛り上げる部分の演出が少し弱い気がした。
ただ、堪増弁慶のやり取りは何か良いなぁって思ったよ。

 

で、楼子を現代に帰したあとの徐々に紫都香が混沌としていく様子が良い感じに不気味だね。
ところで、土佐坊に斬られても傷ひとつ無かったのは歴史の修正力ってことですか?
何で無傷なのか最後まで分からなかった。

 

タイムスリップした先で彼女が妊娠したことも、赤さんが殺されたことも知らなかったって…
テキストや演出はそこまで重い表現になってなかったから良いけど、実際には超絶重いよね…。

 

終盤、平泉に戻った時は謎に「帰って来た!」って共感を持ってしまった。
歴史の追体験をしてるようで面白いね。
史実を知れば、泰衡の今までの態度も分かると言うか、なんか切ないよね。(サイコパスになってしまうのが)
んで、秀衡は死の間際、いわゆる「伝説」へと導くような言動をするよね。それが良かった。

 

そして、唐突な死。
オレンジ文字…誰なんだ…?(声バレェ…)

 

北行伝説編

謎のループ。ある意味ではお家芸ですな。
正史をループによって変えてく展開は好きだよ。
正史もないがしろにせず、創作に持っていけるんだからね。
ある意味、正史は紫都香ルートで、こっちは妹ルートだったんかな。
とりあえず、ずっと思ってたけど妹ちゃん黒髪美人でキリっとしてて、十二単が本当に似合うよね。
良いキャラデザだなぁと。

 

ループをしているということで、郎党たちの行く末を案じるのも良いよね。
史実なら死んでしまうキャラ達だからね。

 

教経が良いキャラになってて良かった。
ある時点から主人公は教経をメスゴリラと呼ぶようになってて。w
だけじゃなく、弁慶などの郎党が帰ってきて良い感じ。

 

鬼一が裏で暗躍してるから、どんどんif展開になっていくのは面白いね。
謎の物の怪の出現…これは大虎小虎も再登板するかな?と思ってた。

 

それにしても…北行伝説を辿る旅の途中もそうなんだけど、
ハーレムなのにハーレムじゃない良いバランスと言うか…なんか良いよね。
もちろん、他キャラとのそういうシーンが少ないのはエロゲとしてはどうなの?って部分もあるかもしれないけど、
個人的にはこのくらいの塩梅が好きかな。

 

ただ、シナリオの終わりに関しては…
もうちょい何とかならんかったのか?って感じ。
義兄編だから描きたかったことは描いたんだろうけど。。。ねぇ?

 

偽経編

この辺りになると鬼一が怪しいのはもちろんなんだけど、
義久もかなり怪しいなと思うようになった。
一度目に主人公を殺したの、この子だったし…(声バレェ…)

 

で、義久義経というか、水分さん…?
そればかりは私的には予想の範疇を超えたとんでもだったなぁ。
瓜二つだからって、馬鹿正直に同一人物にするとは思わなくて。

 

と思ってたら、鬼一平将門…(でもなかったわけだけど)
確かにラスボス感はあるけどさぁ…ねぇ?w
と言うか、ずっと怪しかったけど正体を現したラスボスに対する最終兵器がぽっと出の為朝っていうのもちょっと…

 

で、為朝にコキ使われる辺りの話は思いっきり修行させられてる感が凄くて、ネタが丸わかりだったよね。
敢えて分かりやすく書いたのか知れないけど…。
まぁ為朝鬼夜叉の凸凹コンビの感じは中々好きだったかな。

 

ヤマタノオロチ戦…オチが爆散で笑ってしまった。w
上の方のCGの項目ではCG褒めたけど、後半の演出は何だか尻すぼみ感が凄くて残念だった。
前半の弁慶戦とかは凄く良かっただけに、前半後半のクオリティの落差が気になったよ。

 

最後の義経四天王と虎ちゃんズが現代にタイムスリップしちゃったお話については…
個人的には好きじゃないかな。
ほんのり寂しい別離エンドの方が好きなので。
集合写真のCGはとても良かったけど、個人的には平安の世で撮影して現代に持ち帰る方が良かった。

 

全体的に史実に沿ってシナリオが進んでいく前半は演出も良くて楽しめたんだけど、
後半にいくにつれて茶番になってしまったと言うか、単純に面白くなかった。
ひとつは蘊蓄に拘り過ぎたのか、説明染みたセリフが多すぎたのかな、と。
説明係のダブルヒロインが居たから仕方ないっちゃ仕方ないけど。

 

あとはやっぱり、シナリオ云々よりも主人公にあまり魅力を感じなかったのが辛かった。
ループを経て強くなるのは分かるんだけど、別にあまり強くなってないし、その過程も「?」だったし。
後半は伏線の回収もお粗末な印象だったし…いまいち乗り切れなかった。

 

仮にFDを作るにしても、厳しそうな内容なんだよなぁ…どうでしょうかね。

源平繚乱絵巻-GIKEI- 感想 総評

 

プレイ時間:約40時間オススメ度:★★

良くも悪くも、いつもの歴史ゲー。
史実に沿って進んでいくシナリオは面白いし集中して読めるんだけど、
オリジナルの要素が入ってくると中弛み感があったかなといった印象。
もちろん全体的に見れば面白いしクオリティも高い作品なんだけど、
平均値を下回る部分のクオリティがボコボコなので気になるかも。
人によっては忠臣蔵新撰組に対して、源平合戦って元ネタ自体も見劣りするのかもしれない。

 

以上、源平繚乱絵巻-GIKEI-の感想でした!

 

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挿入画像 FANZA GAMES より引用

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