★★☆☆☆

はるかどらいぶ!PlusEdition 感想 レビュー

はるかどらいぶ!Plus Edition
掴み取った幸せを今度こそ離さないように…

今回ははるかどらいぶ!Plus Editionの感想を。
以前発売された無印に、Rシーンとアフターシナリオを加えた、言わば完全版。
キャッチコピーからは何だかタイムリープ感があるけど、さてどうでしょうか。

あらすじ

+ クリック or タップで展開

異世界でアイとユウキとキボウの冒険が始まる

小説や本を書くのが大好きな少女、御堂遥。
入院中の遥に会うため毎日のように病院へきている主人公・村上裕也だが
ある日突然「執筆中のお話が完成するまで会いに来ないでほしい」と伝えられ
モヤモヤする感情を抑えながら本の完成を待つことになる。

そして待ちに待った再び彼女に会える日…
看護師さんからの電話で駆けつけた俺の目の前にあったのは
部屋の主を失ってガランとしてしまった病室だった。
混乱している裕也が病院を飛び出した刹那、暗転する光景。
世界がひっくり返ってしまったような衝撃を受ける。

――「大丈夫ですか?ユウヤ」――

裕也が目を覚ますと、そこにいたのは遥…ではなく遥にそっくりな少女、セリナ。
そして、目の前にはおとぎ話にでてくるようなお城や建物が立ち並ぶ世界。
いったい彼の身に何が起こったのか。これからどうなってしまうのか?

ちょっと天然な優しい姫様「セリナ」
どじっ娘な自称天才魔法使い「ナナ」
貴族なのにトレジャーハンター「リーン」
そしてこの物語に関りをもつサブヒロイン達。

裕也がこの世界に来た意味とは、遥とのつながりとは…?

公式サイトより引用


はるかどらいぶ!PlusEdition OPムービー


ネタバレ無し感想

※あらすじや体験版などで公開されている範囲はネタバレでないという認識です※

目覚めたらそこは、ファンタジー世界だった。
なろう系かな?
まぁ、作中で言っちゃってるしな…。

というわけで、異世界転生もの。
転生先は、幼馴染、遥の書いた物語の世界。
昨今はなろう系もアニメでも量産されてるけど、テーマ自体は嫌いではない。
それが面白いか、そうじゃないかってだけで。

本作では異世界で暮らしつつも、随所で現実世界の「遥(幼馴染)」のことを忘れない描写があるのは良い。

内容的には、きちんとフルプラ尺(20時間以上くらい)があったなら、名作になったかもしれない惜しい作品。
もちろん、無駄に文章を増やすのではなく、もっと人物間の関係性とか、世界観とか、起きた事象についてとかを書く時間と予算があれば…ってね。

若干意味不明でも短い尺でサクっとちょっとイイ話を読みたい人には良いかも。
積み重ねが重要で、事象に対する原因や理由をしっかり読みたい方や、長尺の末に生まれる感動が好きな方にはオススメしない。

ただ、キャラ設定やキャラの外観と、声優さんの声は良く合っていたように思う。

尚、いたる絵が好みじゃない人にはお察しで。
SD絵は可愛いよ!

こんな方におすすめ

  • 舞台設定がきちっとしたファンタジー作品が好き。
  • サクッと読めるけど、儚さを感じられる作品が好き。
  • 何か謎が隠されてそうなシナリオが好き。

以下ネタバレ有り。

ネタバレ有り感想

+ クリック or タップで展開

ナナ・メリウス(CV:澤田なつ)

ナナ

ずば抜けて高い魔力を持つ魔法使いの女の子。

で、その彼女の魔法研究をお手伝いすることで話が進んでいく。
途中、学校の動く人体模型とか、怪しげな肖像画とか、そういうものの話も。
なんだけど、怪談と言うよりは、コメディータッチに描かれる。

ナナは、肖像画の幽霊に世界を救うための魔法を探していると言う。
ただ、その時点のシナリオではそんな深刻な話は出てないので、読んでいる側としては「?」状態になる。

ルートに入る際の心の動きの描写は、はっきり言って物足りない。
仮に以前から「セリナの騎士」としての「祐也」と親交があったなら別だけど、そんなこともなく。
お互いに好きになる要素が希薄と感じられるんだよなぁ。
もう少し、何かしらデート的な演出があれば良かったのかも。

声優パワーもあってキャラは魅力的なので勿体ない。

実際、かなり駆け足なので、世界が壊れかけていると言われても…。
で、ある時点でエンドロールが突然入って、「え?」ってなる。
THE・消化不良ルート。 

リーン・カスティーナ(CV:桃山いおん)

リーン

自称、天才トレジャーハンター。

価値の無い物をトレジャーハントしては、アイシアに売りつけてる模様。
勝気なツンデレちゃん。
アイシアやナナとのやり取りは見ていてホッコリする。

ナナから受け取った宝の地図を手にトレジャーハントに旅立ち、予定日を過ぎても帰って来ないリーン。
心配した祐也は探しに出る。
何の危険もなく、あっさりリーン救出。
全っ然危機感ない描写の割りに、あと少し発見が遅かったらリーンの命は危なかったらしい。
「過程」において、ある程度のシリアスな描写は必要だと思うんだ、うん…。

その流れのままなのか、初めて情事に及ぶ際も、きっかけがちょっと…うーん。

リーンルートではナナよりも本筋に近づく気がするけど、やっぱり不十分。

セリナ・ララ・アンジェリコ(CV:花澤さくら)

セリナ

現実世界のと瓜二つの姫様。

このルートでは、セリナが正体不明の闇に体を貫かれる描写があるんだけど…いかんせん、SEも演出も地味過ぎて、危機感や迫力が何もない。
せめて、その瞬間は画面揺らすなり、スプラッター的な表現入れようよ。

で、ここでタイムリープしていると祐也は気付く。
原因は不明だけど。w

だけど、ここで何故か現実に帰って、遥死亡のまま、遥の物語の世界のセリナも救えないままエンドロール無しのBADEND
トゥルーへの布石だとしても、これやる意味が分からんです。

再びセリナルートを進んでいると、原因不明のタイムリープをしている。
こうして違う展開が見られるの事自体はいいのだけど、白けてしまうのは、このタイムリープの根本的な原因が何も判明してないというか、何も説明がないから。

サブキャラのミアはところどころで意味深な発言するのが気になる。
と思ってたら、黒幕だった。

まぁびっくり展開と言えばびっくり展開なのだけど、うーん。
ここまで、全てが唐突過ぎるんだよなぁ…

適切なテキストが圧倒的に足りない。

Final

Final

ヒロイン一通り終えると、タイトル画面に「Final」の項目が増えている。

最初っから伏線っぽいものは張ってたのだけど、それが回収される。
ちょっとこの内容はネタバレと言っても書くのはやめとく。
全てをひっくり返すような仕掛けが発動する。

で、まぁ最後。
これも上記の伏線回収に触れてしまうので詳しく書けないけど、まぁそういう終わり方なのねって感じで。
ここに至るまでの話、各ルートとセリナのお話をもっと丁寧に描けてたら、名作になったんじゃなかろうか。
そういう意味でポテンシャルのある作品ではあった。


総評

プレイ時間:約11時間オススメ度:★★☆☆☆

各ヒロインのアフター、それをアフターとせずに、うまく本編のエピソードとして組み込んでほしかった。
PlusEditionの新規要素とは言え、どうせ加えるなら、時系列をうまく調整して本編中のエピソードとして落とし込んでも良かったのでは?
そうすれば、ボリューム的にも、ヒロインとの交流エピソード的にもプラスになっただろうに。
これがもしアフターではなく正規シナリオとして組み込まれていたらなら、オススメ度の★ひとつ増やしてもいいレベル。

まふぃんの処女作ってことで、次に期待できる作品ではあった。

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挿入画像 DMM GAMES.R18 より引用

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