
SAGA PLANETSの「かけぬけ★青春スパーキング!」の感想、ご紹介です。
製品概要
- タイトル:「かけぬけ★青春スパーキング!」
- ブランド:SAGA PLANETS
- 原画:ほんたにかなえ / とらのすけ / 有末つかさ
- SD原画:ぴこぴこぐらむ
- シナリオ:瀬尾順 / 砥石大樹 / 保住圭 / にっし~ / モーリー
- ジャンル:かけぬけ★青春学園アドベンチャー
- 発売日:2020年8月28日
かけぬけ★青春スパーキング! 感想
あらすじ
主人公、遠野遊は風見学園の二年生。
思春期まっただ中、青春まっただ中のお年頃。だが───「青春?何、それ。俺はバイトで忙しいんだよ」
彼は青春をバイトにささげる、超リアリストだったのだ。
学業を器用にこなし、日々バイトに明け暮れて金を稼ぐ。
趣味は預金通帳の残高をチェックすることだ。
そんな遊を見かねた幼馴染みの響と、遊を師匠と仰ぐクラスメイトの理々は、
彼をとある部に入れて更生させようとする。響が勧めてきたのは、「学園でもっと青春して楽しく行動しよう!」がスローガンの
にぎやか系女子で構成された「行動部」、通称「アクティ部」。理々が勧めてきたのは「貴重な青春を世の中を良くするために費やそう」がスローガンの
真面目系女子で構成された「ボランティア部」、通称「ネガティ部」。どちらの部も執拗に遊を誘ってくる。
「どっちも興味ねーし。そもそも俺には青春なんて必要ない」
遊の意思には関係なく、彼女たちに引っぱりまわされる日々───。
いったいどうしたってこんなことに?「そんなの決まってるじゃないっスか」
「覚悟して、先輩もそろそろせーしゅんするっス!」はたして、遠野遊にはいったいどんな─青春─が待っているのか!?
公式サイトより引用
かけぬけ★青春スパーキング! OPムービー
ネタバレ無し感想
※あらすじや体験版などで公開されている範囲はネタバレでないという認識です※
何と言うか、
前提をぶち壊してしまうけど…
奨学生で成績維持が必要で、
でも家庭の事情でバイトもしなきゃいけない境遇の主人公に
青春しろよってぐいぐい来るヒロインズってさ…
ちょっと人格おかしいでしょう。w
そんな主人公の、しっかりバイトして貯金してって
堅実な考えは割りと共感できちゃったり。
子供好きな描写があったり、
結構まともな主人公なんだよね。
海に夏休みに夏祭りに花火に青春。
良い夏ゲー。
青春部分については主張し過ぎな感じもあったりするけど、
逆にここまで打ち出してくれると清々しい感じにもなる。
サガプラなので、仕掛けはあり。
キャラと萌えだけでは終わらない良い作品。
CGについて
ヒロインズは好みは分かれるだろうけど
表情豊かで可愛い。
背景も良いクオリティ。
BGMについて
作風からか軽快な曲多し。
それ以外も良い感じ。
システムについて
色々と調整できるし、
欲しい機能はあるので必要十分。
こんな方におすすめ
- キャラの掛け合いを楽しめる作品が好き。
- キャラが可愛ければ色々と許せちゃう。
- 作風に似合わずシナリオも意外と読める作品求む。
以下、ネタバレ有り。
ネタバレあり感想
共通はリアリストな主人公と
各ヒロインとの背景・成り立ちの紹介と
主人公が青春に目覚めるまで。
この辺をダーッとテンポ良く進めてくれたのは◎。
以下、攻略順。
柊栞里(CV:丸葉沙綾)
単純にキャラの見た目が好きじゃないので
最初に処理することに。
猫耳カチューシャが余計。
私服センスもやばい。
まぁこの辺は何人かヒロインが居れば
そりゃ全員好きってわけにもいかんので、
そんな否定的に思わないでくれれば。
共通ではただただ主体性の無さだけが目立った悲しい子。
一応ゆっぴーのくだりでは適任ではあったけど…
何か影が薄い。
同じように青春慣れしてなそうな栞里を
巻き込んでやりたいと思う
主人公の動機はごく自然で。
シオリンのことを通して仲が深まる描写は
普通っちゃ普通なんだけど、見ててほっこりする。
栞里が段々デレてくのは見てて良い感じ。
この子、一枚絵だと結構可愛いんだよね。
告白シーンの花火バックのCGとか。
個人的に、ルート入って評価が逆転したキャラかな。
スルメヒロインだった。
なんかごめんなさい。w
海堂凪子(CV:明羽杏子)
この子もちょっと特殊な感じだよね。
一番象徴的というか、
印象に残るであろう制服姿が一番おかしい。
でも髪色暗い子は良いよね。
響と橘花が凪子の援護射撃する展開は好き。
主人公×ヒロインだけじゃなくて
ヒロイン×ヒロインの交流って良いよね。
告白シーンの一枚絵の見上げる感じ、良いっすね。
直後のクッキー口移しは気持ち悪かったけど。
で、一応凪子の趣味を活かして
サーフィン、そして海祭り。
夏っぽくて良いね。
五十嵐さん関連の撮影のくだりは
ちょっとしつこかったかもね。
もっとささっと終わらせて欲しかった。
同じことの繰り返しだから間延び感が凄かった。
エピローグで何か優勝してたけど、
あれは道場を継ぐのは辞めたって事で良いのかな。
決着ついたか分からなくてモヤっとする。
で、アフターの主人公の格好さ、
稽古する格好じゃないよね…
ちゃんと考えて欲しい。
遠野律(CV:上原あおい)
顎に人差し指を当ててる
立ち絵の指がやたら長い妹。
見た目以外は約束されし妹。
和水さんが急に良い人になってて違和感凄かった。
兄妹、和水、響の4人での話の時の響のセリフ、
盛大なブーメランになりそうだなぁと思ってた。
「今さら、いかがわしい? 2人は兄妹なのよ!」ってやつ。
と思ったら、ちゃんと受け入れてて
器のでっかい幼馴染だなぁと。
妹がオナ子になってから
響が主人公と妹の話を別々に聞くシーンと、
二人の婚約を聞かされるシーン、
響良い子過ぎるわって普通に思った。
ここ以外でも、響がひたすら良い子で
報われない役回りになっちゃってる。
それで逆に響株は上がったけども。
終盤の病院での母親との一幕は
思いがけずうるっとしたけど、
あまり大事な要素では無かったかな。
鹿島理々(CV:澤田なつ)
声パワーが強いけど、
外見にも恵まれた好ヒロイン。
2月からずっと置きっぱの箱とか
奥ゆかしくて好き。
オナ子は別として
最初から好感度振り切ってるから
ここまでのルートとはちょい違うのも良いね。
しかし…
せっかくこんな可愛い子を用意できたのに、
傷口舐める主人公って…
何処かに気持ち悪い要素入れないと
気が済まないのか…?
ひたすらに理々の可愛さを堪能するだけで
シナリオに中身なんてものはなかった。
でも、このルートはそれで良かった。
どんどんエロくなってくし、
キャラの魅力がぎゅっと詰まってたので。
小日向響(CV:水桃もな)
個人的には理々と響は満を持してって感じ。
後回しにした分、期待値高かった。
個々人が感じる印象は千差万別だけど、
完全にハ〇ヒだったなぁと。
この子も恵まれたヒロインだよね。
理々と同じく最初から好感度振り切ってるし。
このルートが一番みんな仲良さそうだし。
仲間とフェスする展開は良かった。
フェスTシャツまで作って。
こういうことしたかったなぁとか、
そういう風に思える。
全てが前向きで、
無駄なシリアスも無くて。
完全にハッピーな良いルートだった。
ただ、ここでも和水さんが
あまり関わらなかったのは意外というか、
正直拍子抜けだった。
忘れてたけど、幽霊が活躍するなら肝試し。
ここでやらないと存在価値が無くなると言った橘花。
分かっちゃいたけど、良いフラグ立ててたね。
聖橘花(CV:左利ぴんく)
この子、個人的には一番刺さってたから
トゥルー扱いで嬉しい。
「ス」口調によく合う声優採用したなぁって。
ほんと可愛い。
聖橘花、六堂橘花の境遇については
ダブルで悲しいなぁとしか…
ミコさんとして主人公・響と接してた時に
自分の弟妹が生きてれば主人公・響と
同い年だったはずだって設定も刺さるよね。
エンドロールの前後で
泣かせに来るこの感じ、
分かってはいるけど好きだなぁと。
人によってはご都合に感じる部分もあるだろうけど、
青春ってものを扱った前向きな作品だから
この結末はぴったりだったと思う。
作品を俯瞰した時に
キャラ特化のシナリオと、
シナリオ特化の二種があるのは良かった。
かけぬけ★青春スパーキング! 感想 総評
プレイ時間:約30時間 | オススメ度:★★★☆☆ |
全体的にはシナリオ薄めのキャラゲー。
なんだけど、それだけで終わらない要素があったのが良かった。
★3の評価にしたけど、★4に近い★3です。
凄く面白い!って作品ではないんだけど、バランスが良い作品だなって。
タイトルとかあらすじでちょっと損してる感じがある。
食わず嫌いでも良いけど、やってみれば人によっては刺さる作品かなと。
以上、かけぬけ★青春スパーキング!の感想でした!
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挿入画像 FANZA GAMES / 公式より引用