明日へと続く、君との今。
CUBEの「神様のような君へ」の感想、ご紹介です。
- タイトル:神様のような君へ
- ブランド:CUBE
- 原画:カントク
- SD原画:胡麻乃りお
- シナリオ:むらさきゆきや / 三河ごーすと / 岩波 零
- 発売日:2020年3月27日
割りと期待してた作品なんですよね。
エロゲではあまり見かけないライター布陣だったもので。
さて、どうでしょうか。
神様のような君へ 感想
あらすじ
ハッキングが得意な青年――城前塊斗(しろまえかいと)。
塊斗は学生にもかかわらず、最高レベルのプロテクトを ハッキングで突破することで、
無数のAIを統括するC‐AI(セントラル・エーアイ)への命令権を得る。人が生きるために必要なインフラストラクチャーの大半は、AIにより最適化されている現代。
どんなことでも可能になった塊斗は命令する。「この俺、城前塊斗のことを大好き、という女の子と会わせてほしい!
目がぱっちりかわいくて、優しく甘えさせてくれて、あと、巨乳で!」ただし回答は……『該当者なし。検索結果は0件』
落胆する塊斗だったが、AIは深夜のロボット工場を起動し、
塊斗がオーダーしたとおりの容姿のロボットを製造する。そして数日後、塊斗のイメージした通りの少女――ツクヨミが現れる。
ツクヨミは人間離れした身体能力を持ち、塊斗に絶大な好意を抱いている。
しかし、AIであるため、常識がない。まだ塊斗の理想に届いてないと判断したツクヨミは、
"大好き"を完璧に表現しようと決意する。――神様のような君。
公式サイトより引用
理想の女の子(だけどロボット)と出会った塊斗には、
果たしてどんな未来が待っているのか?
【神様のような君へ】オープニングムービー
ネタバレ無し感想
※あらすじや体験版などで公開されている範囲はネタバレでないという認識です※
あらすじでAIやらハッキングやらロボットやら
という単語が並んでいるんだけど、
あらかた想像通りのお話ではあった。
主人公が何かに特化してる設定があるなら、
普通はそれが活きる話になるし。
ただ、「明日へと続く、君との今。」ってフレーズはちょっと…
何か、思ってたんと違う…ていうのが第一印象。
メイン3人とサブ3人、6人おります女の子。
不思議なことに、どのルートにも一定の、
ある種の気持ち悪さがある。w
でもまぁ、良く言えば
あんまり見かけないような話があったり、
キャラの個性を際立たせようとした
結果なのかなと思いまする。
で、そのキャラを見て気に入ったら、
やってみて損はないゲームかも。
声もかなり強いです。
CGについて
キャラデザ、イベントの1枚絵、立ち絵。
どれを取っても素晴らしい。
かわいいよ綺麗だよかわいいよ。
BGMについて
主題歌は安定の、だけど
ゲーム内BGMは可もなく不可もなく無難。
システムについて
特に不自由無し。
- オートマタものやSFものが好き。
- 主人公に特徴があるゲームが好き。
- 他ではあまり見かけない展開のゲームを探している。
以下、ネタバレあり。
ネタバレあり感想
全体的に割りと意味のない選択肢が多かったかも。
アイキャッチがテンポ感を悪くしてる。
妙に多く感じた。
以下個別。私の攻略順です。
黒鳳 玲音(CV:実羽ゆうき)
ルート前→よく居るような感じのクール生徒会長キャラかな?
ルート後→この女苦手だわ。
エロゲにおいて貞操観念なんて言葉は
あんまり必要じゃないかもしれんけど、
この女のそれは全然分からんのですよ。
エロ以外の部分では、
玲音の義理の兄の死の謎を追う展開に。
その展開自体は「謎」を追う感じがあって、
これから面白くなるかな?と期待した。
なんだけど、なんやかんや平和に終わって、
ツクヨミと玲音と幸せな3Pをして終わり!
なんだこの話。
キャラが尖ってること自体は良いんだけど、私には合わなかった。
スキルが主人公と似通っていること、
目的は別でも同じC-AIにハッキングを仕掛けたという経緯から、
もう少し良いキャラに昇華できたのではと思ってしまう。
キャラ的にも、この世界観の中では古い車が好きとか、
そういう趣味趣向的な部分をもっと出して話を広げて欲しかった。
ルート外の本筋には最後まで絡んだので、その点は良かった。
朝倉 霧香(CV:明羽杏子)
新気鋭のバーチャルアイドル的なナニかをしている。
主人公の部屋で勝手にオナニーして、
勝手に飛び出す困ったちゃん。
引きこもりバーチャルアイドルが
頑張ってネット外でも活動しようというお話。
ここまで話の軸をバーチャルアイドルに寄せるなら、
せめて霧香の新曲のMVは地の文じゃなくて、
作り込んで欲しかった。
キャラソンくらいは頑張れなかったんだろうか。
人生共有サイトの話は、
その話を通して霧香と愛彩梨の仲が深まったことを
表現したかったのだろうけど、
最後の盗撮動画流出云々の話は完全に蛇足なのでは。
霧香の目を通じて、
盗撮動画がアップされてるとか無理ありすぎでしょ。
どうやって眼球の中にカメラ仕掛けたんだい?
物語のテーマが分からないよ。
(読み込めてないだけかもしれないけど)
が、まぁ後半は主人公の
ハッキングスキルを活かす描写もあったので、
キャラの可愛さ、物語の設定をきちんと活かすという点では
いいシナリオだったかな。
サイコパスな医者の存在感が凄かった。
神無月 愛彩梨(CV:小鳥居夕花)
ちっこいピンク。
声パワー強し!
古参のバーチャルアイドル的なナニか。
口が悪いけど可愛い。
スト子。スット子。
嫌な感じのキャラかと思わせて、
実は超いい子だった。
霧香とぎゃんぎゃんやり合ってるの見ると、
ほっこりするね。
霧香との新旧バーチャルアイドル対決なお話。
その対決の途中、愛彩梨が炎上。
犯人は愛彩梨を苛める女グループ。
ここがシリアスパート。
苛め系の話は見ていて
あまり気持ちのいいものではないんだよなぁ…
まぁ一応主人公のハッキング力が役立つ展開ではある。
展開は違うけど、
霧香の話とセットになってる感があって良かった。
しっかし、引きこもりバーチャルアイドルと
苛められバーチャルアイドルって…w
本筋とは離れた話だけど、
個人的にはキャラパワーもあってこのルートが一番好き。
ソフィア・リデル=ハート(CV:奏雨)
ラナルート中、ラナが幼児化して
大変なことになってる時に分岐フラグが来る。
割りと鬼畜よね…。
彼氏を養うのが夢とかいう超ハイスペックガール。
ラナの最後のビデオレターにあるように、
主人公とソフィアが「自分の幸せ」を考えた結果のルートなのだけど、
それ以前にラナと過ごした時間、
そういう前提があるからこそ、罪悪感がすごいルートだと思った。
一応、このルートの趣旨はラナを救うというもの。
浮気したのは事実だけど、ラナの幸せもきちんと考える。
その結果、最後に姉妹丼なんてゲスい選択肢がある。
ちなみに姉妹丼した場合、エンドロールすら流れない。酷いw
ラナ・リデル=ハート(CV:春野美波)
見た目通りの推理っこ。
1発やって付き合うか!って時に、
脳の病気であることの告白。
タイミングよ…。
付き合ってからは
ラナに舞い込んだ、とある依頼が話の軸に。
一応この話でも主人公のハッキングスキルは役立っている。
で、この依頼主が捜査をして欲しい人間の脳にも
ラナと同じように治療用AIが埋め込まれてる可能性が。
色々あって、ラナの脳のAIに危険な処置をすることに
(それをすると知力が下がる、命の危険がetc…
→ラナ「最高の思い出が欲しいの。キスして」
→次の絵が何故かフェラ。ち〇こでキスするんかよw
なんてしょーもない部分で笑ってしまった。
まぁ、その後、予想通りどんどん幼児化していくラナ。
辛いね…
この作品、絵的な作風と違って、
こういう見ていて辛くなる、不快になるような描写が多い。
最後に奇跡が起きちゃうので、そこで台無しになるのだけど。
逆に最後に奇跡用意するから
好き勝手やるか!って感じも受ける。
ツクヨミ(CV:夏和小)
声が強い。かわいい。
ポンコツな面もありつつ、
どのルートでも献身的に主人公に尽くしてくれる。
色々あってからの、ツクヨミ自爆。
そのせいでC-AIのシステムの6割がおかしくなる。
自爆して主人公に会えなくなったツクヨミの恋煩いが理由らしい。
なんて勝手な…w
どのルートに行っても、
立場上ツクヨミはある程度関わってくるので、
メインだけどコンパクトにまとめた印象。
玲音の話の補足的な部分があったのは良かったかな。
で、メインなのに、エピローグなく終わる。
それは凄くマイナスなんだけど、
だからこそ、最後二人で画面越しに手を合わせる描写が活きるかな、と…
思わないでもない。
神様のような君へ 感想 総評
割りと尖った表現と言うか、
今まであまり見なかったような展開もあった本作。
ある程度のシナリオがあって、キャラも良い…
そんなゲームをお求めなら、オススメ!
以上、神様のような君への感想でした!
※FANZAへのリンクはヒロイン追加、既存ヒロインの新エピソード追加のExtended Editionとなります。
挿入画像 FANZA GAMES より引用
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