


HULOTTE ROIの「ココロのカタチとイロとオト」の感想です。
製品概要
タイトル:ココロのカタチとイロとオト
ブランド:HULOTTE ROI
原画:池上 茜
シナリオ:百憂なりた
ジャンル:心で感じる恋愛ノベル
発売日:2020年12月25日
ココロのカタチとイロとオト 感想
あらすじ
月森 志季(つきもり しき)は生まれ持った不思議な力により、他人の心を『見て』『聞く』ことができた。
それはダイレクトな『声』であったり、『雰囲気』であったり、あるいは『色』であったり様々だったけれど、ともかく志季には本来見えないはずのものが見え、その結果として幼い頃から辛い日々を送ってきた。
志季は他人の心なんて知りたくなかった。
そんなある日、初めて出会った『心が見えない』少女、星名 晴音(ほしな はるね)。
志季の人生において、今まで出会ったことの無い存在。志季はそのことから晴音に興味を覚え、やがて二人は恋人同士になる。
志季にとって初めて訪れた安息の日々。心から幸せと感じられる日々。
……しかしやがて志季は、自分の中にある矛盾に気づく。
『晴音の心をもっともっと知りたい』
『だけど、これ以上知るのは怖い』――相反する、二つの思いに。
幸せだったはずの志季の心にさざなみが起き、晴音との仲にも影響を及ぼしてしまい……
果たして、志季と晴音はその試練を乗り越えて、本当の意味で幸せになれるのだろうか?公式サイトより引用
【HULOTTE ROI】ココロのカタチとイロとオト オープニングムービー
ネタバレ無し感想
※あらすじや体験版などで公開されている範囲はネタバレでないという認識です※
ココロのイロやオトと言った題材は良きかな。
主人公のその特異な体質に触れる導入部分は
あっさり目だけど分かりやすく、
スッと世界観に入っていける。
こういう、相手の考えてることが分かってしまう能力もので、
しかもそれがプレイヤーにも視覚的に分かる作品は
ウソシリーズと通ずるものを感じる。
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シナリオとしては落ち着いた感じ。
ジャンルにも「心で感じる恋愛ノベル」とある通り、
「見える」「聞こえる」という設定があるだけで
話の本筋は恋愛もの。
サブヒロインは賑やかと言えば賑やかだけど、
全体的に落ち着いた印象の作品となっている。
CGについて。
シナリオ上、メインはひとり。
個人的にはとても可愛い絵だなと思う。
ああ、いいなぁって構図もあって素敵。
BGMについて。
主題歌含め、
全曲主にピアノの旋律が際立つ。
落ち着いてて、作品に合っていると思う。
システムについて。
必要十分。
こんな方におすすめ
- 本作ならではの特徴が気になる方。
- サクッと読んで楽しみたい。
- 静かなゲームが好き。
以下、ネタバレあり。
ネタバレあり感想
まぁ、そういう設定、
境遇ありきの話ではあるのだけど…
それでもちょっと主人公のマイナス思考と言うか、
うじうじするのがしつこかったかなぁ。
その能力にしても、
何故そんな能力があるのかとか、
そういう裏設定的なものは何も無いから
その辺もうちょい掘って欲しかった。
それだけで作品の深みが出ると思うのだけど。
晴音も可愛いのだけど、
能力持ちであるが故の葛藤が薄すぎた。
「私もこんな力、嫌だった」くらいしかない。
何がどう嫌で、どう過ごしてきたのか。
謎である。
『ココロのカタチとイロとオト』という設定・題材を
うまく料理できなかった印象はある。
BGM含め、世界観は綺麗で好きなんだけどなぁ…
もうちょっと、何か欲しかった。
ココロのカタチとイロとオト 感想 総評
プレイ時間:約3時間半 | オススメ度:★★☆☆☆ |
『ココロのカタチとイロとオト』というタイトルに惹かれたなら、
そのまま衝動的に買ってもいいかなぁとは思う。
音楽含め、作品から漂う世界観はとても綺麗なので。
ただ、ロープラなので尺は短め。
普通だけどちょっと普通じゃない、
そんな恋愛ノベルをお探しの方はぜひぜひ。
以上、ココロのカタチとイロとオトの感想でした!
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挿入画像 FANZA GAMES より引用