
いかなる時であろうとも、私はあなたの隣に立ち続けたい――
CRYSTALiAの「白刃きらめく恋しらべ」の感想、ご紹介です。
- タイトル:白刃きらめく恋しらべ
- ブランド:CRYSTALiA
- 原画:ぺろ / うすめ四郎 / ギザン
- SD原画:ぺろ
- シナリオ:にっし~ / 若瀬諒 / 瑞守ねおん
- サブシナリオ:坂元星日 / 藤宮ひいろ
- ジャンル:近未来カタナ学園エージェントADV
- 発売日:2019年11月29日
白刃きらめく恋しらべ 感想
あらすじ
政府機関所属の退魔師、織田絢人の今回の任務は
「刃道」を教える学校、叢雲学園に持ち込まれた『呪物:不浄紅顰』の調査と破壊。同じチームとして行動する「月橘姫芽」、「東雲瑠璃」と共に協力し
『佩刀護身会』の幹部のご令嬢「風嶺茉莉花」が『呪物』を所持している事を突き止めた絢人。『呪物』は破壊することに成功するが、
その結果、茉莉花は霊障害を発生させる特異点となってしまう。「いかなる時であろうとも、私はあなたの隣に立ち続けたい──」
霊障と戦う術を教えるため、茉莉花と期間限定の師弟関係となった絢人。
近未来の世界にはびこる怪異に翻弄されつつも
公式サイトより引用
それを乗り越えていく絢人と彼女達との一冬の恋物語。
『白刃きらめく恋しらべ 』OPムービー
ネタバレ無し感想
※あらすじや体験版などで公開されている範囲はネタバレでないという認識です※
体験版終了時には本当に期待薄で製品版やり始めたのだけど、
終わってみればこれが中々…!
良い意味で裏切ってくれたと言うか。
結果的に、特に前作をやっておく必要は無かったように思う。
簡単に世界観を言えば、
主人公はある組織のエージェントとして敵を討っていく。
可愛い女の子たちに囲まれて。
その道中、ヒロインと共に成長していく物語。
学園ものであり、バトルものであり、
キャラゲーに振ったシナリオも頑張りたかったゲームかな。
バトル時のそれぞれのヒロインのCGなんかは綺麗だし、
そういうのが好きならオススメできる一作。
なのだけど、ちょっとバトル演出は弱いのがマイナス点。
CGについて
キャラデザも良いし、背景も良い。
総じて良い感じのクオリティ。
BGMについて
作品には合っていると思う。
無難な出来かと。
システムについて
必要十分。
- 絵が綺麗なら色々と許せちゃう。
- 熱いバトルが好き。
- めくいろはプレイ済みだけど本作はまだ。
以下、ネタバレあり。
ネタバレあり感想
風嶺 茉莉花(CV:歩サラ)

この作品における正史と言うか、メインの中のメインだと思う。
唯一、物語の時間軸上で、物語が始まるまでは主人公と何の関係も無かったヒロイン。
武器はプロローグで破損した主人公の刀を改修した刀で、
最終決戦の際は主人公のマントも託される。
武器も防具も主人公から譲り受けて戦う正統派ヒロインちゃん。
純粋に可愛い、カッコイイ。
このルートだけ従者のみくるの戦闘CGがあるんだけど、
しっかりパンチラしているのはGOOD。
最後の戦いでのこの子のCG枚数、
戦闘演出はかなり力入れてたと思う反面、
他ルートがちょっと物足りなくなってしまった。
「主人公に一目惚れ、撃ち貫かれた」という事すら伏線にする中々のやり手ルート。
私服が可愛い。
月橘 姫芽(CV:くすはらゆい)

特殊な鎌で戦う巨乳メイドちゃん。
お胸だけじゃなくて、立ち絵から感じるのは
ほっぺたが凄いぷにぷにしてそうで良いよねってこと。
下記の瑠璃とは、そういう面でもキャラ分けがちゃんと出来ていると思う。
過去のある出来事がトラウマになっており、
ルートでは見事にトラウマスイッチオンするのはベッタベタ。
姫芽とミカ(普段は姫芽にしか見えない神様)の関係性などから、
少しうるっとできるお話に仕上がっていたと思う。
決戦ではミカと力を合わせてピンチで覚醒、超強くなるけど
その際の立ち絵というか、
ミカの力が姫芽に憑依して何故かキャラデザ自体変わるんだけど
それがすごーく可愛い。
謎の超進化に対しては無粋なことは言うまい。
東雲 瑠璃(CV:御苑生メイ)

特殊な極薄の刀で戦う巨乳ちゃんその二。
巨乳キャラは姫芽と被ってるけど、性格でしっかりキャラ分け出来てる
ルートでは何の為に強くなるのか?ということに主眼が置かれたね。
決戦では元々薄手の武器の刀が砕けるが、
そこから覚醒して強キャラになる流れは燃えた。
その際、反則級の技を使うのだが、
多分普段の振る舞いからして3人の中では1番戦闘狂だよね。
ただし、決戦の演出に於いては残念ながら一番適当にされてしまった感がある。
過去のエピソードとしてロリ瑠璃も出てくるんだけど、既にデカい。
私服が可愛い。
全体を通して
プレイするなら、瑠璃→姫芽→茉莉花の順番が順当かなとは思う。
ルート分岐の選択肢も、単純に誰と行動を共にするかというものしかないので、
攻略自体はとても簡単。
プレイ時間については体験版の2時間を差し引いてるので、
12時間程度が妥当なのかなと思う。
フルプ作品としては尺は短いのが残念な点ではある。
伏線を張るタイプのお話ではないんだけど、
張ってあったいくつかの伏線はきちんと回収される、
腑に落ちるのも良ポイントだった。
そもそも、「え?それ伏線だったんか…」程度の物だけど、
説明があれば「ああなるほどね!」って納得できると言うか。
当たり前なんだけど、ヒロイン3人とも進むべき道に悩み、
模索し、一緒にしっかり頑張る感があって良かった。
それぞれのルートのラスボスが全部違ったのも良かった。
バトル時のキャラCGについては綺麗と書いたけど、
ちょっと茉莉花だけ優遇され過ぎかなぁとも思う。
それはエフェクト演出の面においても、
茉莉花ルートは他ルートより色々と違ったエフェクトもあって、
メインだから差別化したんだろうけど、
それが良かったか悪かったかは…個人的にはマイナス面だと感じた。
ただし、茉莉花ルートの決戦は良いタイミングでボーカル曲も流れ、
紛れもなく熱い戦いかなとは思う。
白刃きらめく恋しらべ 感想 総評
体験版での不安を吹き飛ばすくらいには読了感はすっきりしていた。
ただし、どのルートもそうなんだけど、
演出面で満足しているかと聞かれると、そこはうーん…ってなる。
バトルが大切なジャンルのお話なので、
特に画面効果などはもっと頑張って欲しかった。
そういう意味でちょっと残念な部分もあるけど、
作品自体には魅力もあります!
以上、白刃きらめく恋しらべの感想でした!
挿入画像 FANZA GAMES より引用
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