★★★☆☆

なつくもゆるる 感想 レビュー【萌えゲーアワード2013 シナリオ賞 金賞受賞】

なつくもゆるる
ヒッポカムポス機能不全およびBDNF発達障害??

 

すみっこソフト「なつくもゆるる」の感想、ご紹介です。

 

製品概要

タイトル:なつくもゆるる
ブランド:すみっこソフト
原画:笹井さじ
SDキャラ:イチリ
シナリオ:渡辺僚一
ジャンル;夏だからってゆるされない。AVG
発売日:2013年6月28日

 

ふゆが出ることが告知されたので、
未プレイの季節の作品を。

 

【萌えゲーアワード2013 シナリオ賞 金賞受賞】

 

なつくもゆるる 感想

あらすじ

 

ヒッポカムポス機能不全およびBDNF発達障害。
通称、自殺病。
簡単に言ってしまえば自殺する可能性が高くなる病気。
壁川学園は、この病を発症もしくは発病前の学園生たちを集めた、
全寮制の学園。

学園生たちは夏休みの間、
実家に帰ることが許されているのだけど……。
新型咽頭結膜熱に感染してしまった当麻進は、
病気から回復後も体内にウィルスが残っている可能性がある、
という理由で2週間の外出禁止を命じられてしまう。

当麻進と同じ理由で学園に残ることになったのは、
同室で人妻好きの三田舜。
スコップを振り回す狭霧紫穂。
生物部部長の水名りね。
会長の鹿島ユウリ。
それと、
遊びに来ていて感染の疑いありと判断された妹の当麻姫佳。
合計6人。
女の子4人には、
普通の学園生よりも成長が遅い、
という特徴があって……。

2週間の外出禁止期間を
学園内でそれなりに楽しく過ごしていた6人だが、
ある日の夜、停電が発生。
停電の理由を探している中で、
学園から教師も寮監も保健室の先生もカウンセラーも、
6人以外の全員が消えていることに気付く。
しかも、電気だけじゃなくて、ガスも水道も停止。

6人は壁川学園の隣にある、
壁川町へ出かけるが、そこで見たものは、
誰もいない廃墟と化した街だった。

いったいここで何が起こっているんだろう?
どうしてこんな場所に自分たちは取り残されたんだろう?

調べていく中で少しずつ分かっていく世界の秘密。
自殺病の本当の意味。
重力の異常。
狂っていく時間。
幼いことの本当の意味。

夏休みの学園で見つけた、世界の終わり。
少しも嘘なんかじゃない、本当の世界の終わり。

そして、世界の終わりを許さない、
少年と少女たちの物語。

公式サイトより引用

『なつくもゆるる』 OpeningMovie

 

ネタバレ無し感想

※あらすじや体験版などで公開されている範囲はネタバレでないという認識です※

 

すみっこというか、
渡辺僚一氏の季節シリーズ?の2作目。
前作「はるまで、くるる。」と同じく、
良い意味で変態的なシナリオは健在。

 

なのだけど、
個人的には結構テイスト変えたなぁと思った。

 

すぐに思ったと言うか体感したのが
前作、はる~に比べて随分あっさりとOP行ったなぁと。

 

「何かがあって」からOP行くのと、
「何の変哲もなく」OP行くのはやはり演出面の差があると思う。
それはどんな作品と比べても一緒なのだけど。

 

その為か、あらすじは凄い興味を引くのに
個人的に序盤は退屈に感じた。
その辺の温度差が難しい作品だと思う。

 

ただ、序盤を抜ければ変態シナリオの開始という感じで。
人によっては少し話が難しく感じるかもしれないけど、
テンポの良い日常会話や
キャラ自体に魅力があるので楽しめると思う。

 

地味だけど何か凄そうな戦闘の描写や
狂気的な表現も中々に凄い。

 

ロリっ子好きにも、そうじゃない方にも。
もちろん、あらすじ見てご興味持った方にも
触れてみて欲しい作品!

 

※特にこの部分気になるよね!

 

調べていく中で少しずつ分かっていく世界の秘密。
自殺病の本当の意味。
重力の異常。
狂っていく時間。
幼いことの本当の意味。

夏休みの学園で見つけた、世界の終わり。
少しも嘘なんかじゃない、本当の世界の終わり。

そして、世界の終わりを許さない、
少年と少女たちの物語。

公式サイトより引用

 

CGについて。

Slider

 

キャラは可愛い。
立ち絵は表情も豊かで良い。
見た通りのロリっ子だけど
作品と紐づいてるので問題は無い。

 

BGMについて。
何気ない日常は普通。
だけど、何かが起きた時の
雰囲気・緊迫感があるBGMは良かった。

 

システムについて。
バックログジャンプは無い。
それ以外は特に不便無し。

 

こんな方におすすめ

  • 何か謎が隠されてそうなシナリオが好き。
  • 舞台設定がきちっとしたSF作品が好き。
  • ロリっ子ヒロインが好き。

以下、ネタバレあり。

 

ネタバレあり感想

 

何と言うか、これは結果論なんだけども。
全ては紫穂Aの手の中に。
そんな感じのゲームだったのかなって。
運命を握っていたのはもちろんなのだけど。

 

"そういうシステムだから"で済むお話。
なんだけど、もうちょっと違う表現が良かったのかも。

 

紫穂自身はずっと頑張ってきたんだろうけど、
それが明かされるのが遅すぎたと思う。
ユウリ終わりからタイトルに戻らずそのまま紫穂に入ったのも
あまり良い構成では無かったように思う。

 

まぁそれは他ヒロイン全てで言える事なのだけど。
見方によってはせっかくくっ付いたヒロインとの未来を
紫穂によって奪われちゃうんだからね。

 

紫穂自身についても、あのキャラだから
感情移入するのが難しいんだよね。
いや、キャラ自体はロリ犬っこって良いと思うんだけど。
声もよく合っていたし。
だから、せめてルートに入る直前に
あと何かひとつでもエピソードが欲しかった。

 

そのままの流れで話すと
キャラ的にはロリっこヒロインズや悪友、
どこまでもサイコパスなお姉さまなど
個性豊かで良かったと思う。

 

でもちょっと下ネタが過剰だったかも。
と言うか、話の腰を折る下ネタが多すぎたかも。
ギャグパートなら良いんだけど、
シリアスにいちいちくだらない話を
混ぜる必要あった?って。

 

次は戦闘の描写について。
それ自体は関節技主体で地味なんだけど、
妙にリアルな分、本当に痛そうな感じが伝わってきて。
その中で垣間見える主人公の狂気とかは良かった。
特に喜多雲先生を殺した時の狂った感じは好き。
冷静な狂気というか、そういう描写ね。

 

シナリオ的には(多分)ウソも交えつつ
本当っぽく見せてる壮大なSFなんだろうけど、
自分の知識的に後半は話に付いていくのがやっとで
「マジか!」みたいな驚きよりは
「ふーん、それで?…ほえー。」みたいな
冷静な読み方をしてしまった。
その分、謎が明るみに出た際のインパクトは
薄れてしまったと思う。

 

作中でも特に不可解に思った事柄。
スーパーのおっさんの遺品のスマホの「誰だ?」。
あとは紫穂の重力の変異による変死。

 

これらはへの自覚、
危機感を促してのものかなって。
こじつけかもしれないけどね。

 

タイドプールの話は面白かったけど。
あの話、この作品そのものじゃない?
え?違う?w

 

あと、最後の英文。

 

he has never given up his conviction that if you just try all the doors one of them is bound to be the Door into Summer. You know,I think he is right.

 

The Door into Summerからの借用だと思うけど。
最後にこの文章を持ってくるのは興味深いなぁと。

 

興味深いと思っただけで、
特にオチは無いんですけどね。w

 

ちなみにこの作品は「はるまで、くるる。」に比べて
新しい宇宙が理想通りの道を辿るか提示されてないから
紫穂の目的が消化不良でもあるという批評もちらほら見かけたけど、
そんなこと言ったら「はるまで、くるる。」も同じかなぁって。
辿り着いた先の未来は分からないんだから。

 

ゴールに辿り着くまでの道筋が違うと、
作品の印象そのものが変わる良い例なのかなって。
確かにシナリオ自体は「はる~」の方が面白かったから。

 

でも、両作とも物語の為に壮大な舞台を用意した、
そこで生きる主人公の良き成長物語だったと思えるのは
共通しているなぁと思った。

なつくもゆるる 感想 総評

プレイ時間:約17時間オススメ度:★★

一見平和そうな学園、ロリっ子だらけの世界に
重厚な設定を埋め込んで変態シナリオを展開するシナリオゲー。
読み物としてもかなり深い部類になると思う。
なので、読み応えのありそうな作品をお探しの方にオススメ

以上、なつくもゆるるの感想でした!

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挿入画像 FANZA GAMES より引用

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