
あなたは――永遠の嘘を誓えますか?
Campusの「ナツウソ -Ahead of the reminiscence-」の感想、ご紹介です。
- タイトル:ナツウソ -Ahead of the reminiscence-
- ブランド:Campus
- 原画:りいちゅ
- SD原画:Gユウスケ
- シナリオ:工藤啓介
- 発売日:2016年4月22日
春夏秋冬の夏に当たる物語。
個人的に今回ヒロインの葵はこのシリーズで1番気になる子ですが、
さてどうでしょうか。
※記事後方にウソシリーズの感想記事リンク置いてます。
ナツウソ -Ahead of the reminiscence- 感想
あらすじ
「後期課程一年の櫻井宗一郎先輩ですよね」
入道雲を見上げていた宗一郎の瞳に映ったのは――敵意の籠った視線を向けてくる一人の少女。
「生徒会所属の和泉葵です。猫の手部の監査をするために派遣されてきました」
それは、一年前の初夏の日。
二人は出会い、近づいて、そして……離れてしまった。――それから、一年後。
紆余曲折を得て、猫の手部にも新入部員が加入。
順風満帆とは行かずとも、それなりに騒がしい日々は過ぎていく。
――そのはず、だった。「……これは、一体どういうことなんだ」
一年前に、一度だけ訪れた部屋。
昨晩の記憶を思い出そうにも、激しい頭痛が襲い掛かってくる。そして隣には――いつも、口では自分へ憎まれ口を叩く少女が…………抱きつきながら眠っていた。
それも、なぜか裸で。
追憶の先へ――波乱の夏が幕を開ける。
公式サイトより引用
ナツウソ -Ahead of the reminiscence- OPムービー
ネタバレ無し感想
※あらすじや体験版などで公開されている範囲はネタバレでないという認識です※
相変わらず、ヒロインの嘘が
赤字で表示されるシステムは面白いなぁ、と。
シナリオ的にはまぁそれなりに起伏があって、
こういうものだと思えば大丈夫。
最初はちょっと退屈気味な物語から、
気付けば最後は良い感じの青春で終わる
不思議な構成は嫌いじゃない。
エロについては前作より
パワーアップしてる気がする。
開幕から素晴らしい。w
ただ、細かいところで粗が目立つ。
言わば、アニメで言うところの
作画ミスのようなものなのだろうけど。
静止画がメインとなるこちらでそういうのはちょっと…ね。
ロープライス故と言ってしまえばそうなのだけど、
それでも気になる人は気になる要素。
少なからず他シリーズをやっていればニヤリと出来る要素とか、
理解がちゃんと追いつくネタもありなので、
他シリーズもプレイ推奨。
必須ではないと思うけども。
CGについて
全作から引き続き
一定のクオリティはあるし、
可愛くて良いと思う。
BGMについて
ここがもう少し良くなれば
作品としても化ける気はするんだけどなぁ。
システムについて
尺が短いから必要十分。
- ウソシリーズに興味がある。
- サクッと読んで楽しみたい。
- 主人公に特徴があるゲームが好き。
以下、ネタバレあり。
ネタバレあり感想
この作品の最大のネタバレって、
多分主人公と葵の過去に何があったか?
っていう部分だけだと思うんだよね。
あらすじ時点で大体想像できるんだけど、
内容は書いていないので。
すっごく要約してしまうと、
主人公は当時好きでもない女(葵)から告白されて、
好きでもない女だけど付き合って、
好きでもない気持ちがバレて、傷付けて別れたと。
そこだけはこの作品の方向性とか無視して、
ヒロインが傷付くには至極真っ当な理由だと思う。
もし思春期に同じことされたら、割りと人間不信になる気がする。
その過去があった上での物語と考えてしまうと、
色々とオカシイと思ってしまうけど、そこはそこ。
ここはここ、みたいな。w
葵のキャラとしては声も合っているし、可愛くて良いと思った。
「ランダムで本音を話してしまう」という対価を葵が払う場面があるけど、
赤字システムのお陰で嘘も本音も駄々洩れになるとこがあって、
そこは面白かった。
あとは前作ヒロインの桜月が最後まで主人公を狙ってるのは何か笑えたし、
ヒロイン全員主人公に対する好感度MAXなのに葵をちゃんと応援する部分は良かった。
めちゃくちゃ俯瞰的に、
それこそ宇宙から物語を眺めるくらいに達観できれば、
実はこれは主人公と葵の純愛物語…なのかもしれない。
ナツウソ -Ahead of the reminiscence- 感想 総評
全体的に見てクオリティは良くも悪くもお値段通り。
万人にオススメできる作品ではない。
葵に興味ある方、とにかくHシーン多めな作品が好きな方、
どんな作品でも可愛いヒロインが居れば無心で物語を楽しめるよ!って方。
シリーズ物は好きだよって方、そんな方にはオススメ!
以上、ナツウソ -Ahead of the reminiscence-の感想でした!
挿入画像 FANZA GAMES より引用
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