★★★★☆

リアル妹がいる大泉くんのばあい 感想 レビュー

リアル妹がいる大泉くんのばあい
兄妹が兄妹であるための物語

 

ALcotハニカム「リアル妹がいる大泉くんのばあい」の感想、ご紹介です。

 

製品概要

  • タイトル:リアル妹がいる大泉くんのばあい
  • ブランド:ALcotハニカム
  • 原画:風見春樹 / タコ焼き
  • シナリオ:おるごぅる
  • ジャンル:妹と共に生きるADV
  • 発売日:2010年5月28日

 

リアル妹がいる大泉くんのばあい 感想

あらすじ

 

世の中には、2種類のお兄ちゃんがいるという。

現実の妹に絶望し、ゲームでも妹には萌えられなくなったお兄ちゃん。

そして現実の妹に絶望したからこそ、ゲームの世界で理想の妹を求めるお兄ちゃん。

この物語は、そのうちの後者。
現実の妹に「キモイ」「ウザイ」と虐げられ、美少女ゲームの妹に理想を求めた、
どこにでもいる平凡なお兄ちゃんの、血と汗と涙とその他もろもろの汁を元に綴った記録である。

主人公・大泉涼は、これまで数々の美少女ゲームで妹を愛してきた生粋のお兄ちゃん。
そんな彼が、とあるゲームの妹に心を奪われた。

大好きな声優、大好きな原画家、そしてお兄ちゃんのためならちょっとエッチになってしまう妹。
だが、現実(リアル)の妹である栞はそうしたゲームに熱中する兄を、汚物を扱うような目で見る。

ゲームの妹――麻衣ちゃんは、兄をそんな目で見たりしない。
一緒にお風呂へ入ったり、手をつないで登校したり、すべてが現実とは違う。

そんなある日の夜、涼は不思議な夢を見る。
可愛い声で「お兄ちゃん」と呼ぶその子は、先ほどまでゲームで愛し合っていた理想の妹、麻衣であった。

そして翌朝、さらなる不思議現象が涼を襲う。

「お兄ちゃん、起きて。ねえ、お兄ちゃん」

軽く体を揺さぶられ、
重い瞼を開くと、そこには――

「おはよう、お兄ちゃん♪」
「ま、麻衣ちゃん!?」

馬乗りになって自分を起こしていたのは、ゲームのキャラそっくりの女の子であった。

公式サイトより引用

リアル妹がいる大泉くんのばあい オープニングムービー

 

ネタバレ無し感想

※あらすじや体験版などで公開されている範囲はネタバレでないという認識です※

 

二次元嫁が貞子よろしく画面の中から出てきて、
リアル妹と3人で暮らしていくお話。

 

シナリオ的にはそれを軸に思わずクスってなってしまうような話や
ちょっと切ないような話や、学校での日常。
それにちょっとした事件等、結構バラエティに富んだ展開になっている。

 

前半のとあるイベント以降に本作ならではの魅力が見え始めるので、
まずはそこまでは楽しんで読んでほしいなぁって思う作品。

 

ライター独自の解釈で兄妹、家族というものを
等身大で表現しようという意気込みが伝わってくる。
それも、エロゲと言う媒体を通して。
意欲作だっただろうなぁって思う。

 

ヒロインズも可愛く個性豊かで、
悪友のは普通に気持ち悪いから主人公が良く見える。w
もちろん根は良いやつなんだけど…。
それはシナリオを読んで、それぞれが感じる部分かな。

 

タイトル等から一見そうは思わないだろうけど、
内容的に意外と読ませてくれるシナリオで、大切にしている軸もある。

 

実妹題材のシナリオも大事にしたゲームって言えば
分かりやすく伝わる作品だと思う。

 

CGについて

Slider

 

ヒロインズは割りと表情豊か。
年代を考えると十分なクオリティ。
1枚絵は何とも言えない可愛さを感じた。

 

BGMについて

THE MIDIって感じで。
まぁ時代だよね。
全然悪くは無いのだけど、物足りなさはある。

 

システムについて

バックログからのジャンプ無し。
それ以外は特に不便無しかな。
解像度は時代なりの低さだけど、拡大スムージングはあるので
フルスクリーンでやってもそこまで気にならないと思う。

 

こんな方におすすめ

  • 妹ゲーが好き!
  • サクッと読めるけど、内容も濃い作品探してる。
  • 演出が良いゲームを探している。

以下、ネタバレあり。

 

ネタバレあり感想

 

序盤の妹の
「人前であんまりメガネをかけない方が良いよ」
のシーンで妹に惚れました。はい。w

 

バスケのシーンも中々良かったなぁと。
お兄ちゃんがお兄ちゃんしてて、妹もデレた。
それが見れただけで良かった。

 

がデレてからの各ルートの流れは安心感があった。
バスケ以降が本作の魅力が溢れてくる頃合いだったかなって思う。

 

以下、個別攻略順。

 

妹尾 美紀(CV:日向苺)

妹尾 美紀(CV:日向苺)
押しが強い。
とにかく強い。w

 

との荒んだ兄妹関係はある意味、ご愁傷様という感じで…まぁ、面白いけど。

 

麻衣の実妹コンビ(?)と美紀とのやり取りは面白かった。
バスケ以降、も確実に距離が近くなってるのが分かって、
他の子のルートではあるけど何か嬉しくなっちゃったよね。

 

美紀はとにかくSっ気溢れてたなぁ。
好きな人にはとことん突き刺さったんじゃなかろうか。w

 

主人公 VS の喧嘩は謎の熱さがあったねw
でも、の良い部分を出せたって意味では良いイベントだったと思う。
謎に青春も感じてしまった。

 

美紀が主人公に惚れる過程も
昔から兄から話を聞いてたってこともあるし、
まぁ動機はちゃんとあったんじゃないかなって思う。

 

美紀は主人公とと違って、
小さい頃にあまり兄と遊んだ記憶がないという設定もきちんと対比があって良かったなぁ。

 

最後、麻衣は不思議な現象で消えてしまったけど、
他ルートをやれば分かるのかなって。
この時点でも分かる気はするんだけどね。

 

大泉 麻衣(CV:氷川めぐみ)

大泉 麻衣(CV:氷川めぐみ)

かなりいじらしい子だったなぁって。
ゲームから出てきた謎の存在ではあったけど。

 

謎の存在なのに、
加えてと入れ替わりとか謎過ぎてもはや笑ったシナリオ。
清々しくて良いとも思うけども。w

 

実妹と入れ替わった体でHってのも、
シナリオの妙なのかなぁとも思ったり。

 

麻衣が消えてから、が髪切って面影を追わせようとしたのは中々泣けた。
この子も良い妹やなぁって。

 

結局、ここでも麻衣が現れた根本的な理由は明かされないけど、
これから現世を生きていく主人公と妹にとっては
良きエールを送った存在だったのかなって思う。

 

後に全部「神様」の仕業だと分かるけど、
それはそれ、これはこれ、みたいな。

 

大泉 栞(CV:遠野そよぎ)

大泉 栞(CV:遠野そよぎ)
冒頭から「」という初出のキャラが。
そしてそれは、不思議な力で麻衣になっている、と。

 

「その時、不思議なことが起きた系」でどう評価したら良いやら…
急にファンタジー色が濃くなっちゃったね。
麻衣の存在がある時点でファンタジーではあったけどさ。

 

ただ、このシナリオの麻衣がお互いの視点で、
その時に考えてたことを地の文を入れて種明かししていくような構成は好き。

 

が切ない。
麻衣も切ないんだけど、はもっと切なく感じた。
そんな切ない描写がいくつかあった後の急な古賀
すっかりウホッ♂なキャラに変貌してて笑ったわ。w

 

しかも後日、また古賀が掘り起こされる。
内股で走って来たって何やねん!w
お弁当作って来たとか腹抱えて笑ったわ!www
何でせっかくの最後のシナリオでそんな変人化するねん。
まぁ面白かったけど!w

 

これのせいであまり目立ってないけど、
さりげに麻衣もエロゲに目覚めてるから
色々笑えるような笑えないような…?

 

その後も自然とシナリオにさえも溶け込む古賀
なんなんだこいつはwって思ってた。

 

最後の兄妹のバスケ対決からエピローグへの構成。
いつの間にかモノローグ風に語られるの好きだったなぁ。
何かいちいちずるいなぁって思う。
うまいよね。

 

エンドロールの歌詞へと繋がる最後の主人公のセリフも良かった。
こういうさりげない演出、あまり見ないけどもっともっとやって欲しい。

 

で、最後のあの演出ね。もう最高でした。
余韻が素晴らしい。ありがとう。

 

不思議な現象は全て「神様」頼みだったけど、
内容が良かったから良いかなって思える作品だった。

リアル妹がいる大泉くんのばあい 感想 総評

プレイ時間:約11時間オススメ度:★★

グラフィックやBGMの水準は決して高くはないのだけど、
シナリオが良かったのでこの評価。

 

「リアル妹」と「不思議な現象」という、
言葉からは対極にある要素が混じり合った作品。
シナリオに関しては兄妹、家族という要素に予想以上に力を入れており、読み応えもある。
少し古いけど妹ゲーが好きなら是非とも触れて欲しい作品。
そうでなくても、サクッと読めるシナリオゲーをお探しの方にも合うかなぁと思う。

 

以上、リアル妹がいる大泉くんのばあいの感想でした!

 

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あかべえCP

 

挿入画像 FANZA GAMES より引用

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