★★★☆☆

QUALIA ~約束の軌跡~ 感想 レビュー

QUALIA ~約束の軌跡~
私の心に広がる波紋
あなたに触れて、
この感覚の名前を知る。

 

「QUALIA ~約束の軌跡~」の感想です。

 

製品概要

タイトル:QUALIA ~約束の軌跡~
ブランド:PURESIS
原画:鈴城敦
SDイラスト:さえ(SpinnenS)
シナリオ:SpinnenS
ジャンル:心を繋ぎ合う純愛ノベルゲーム
発売日:2020年6月26日

 

色彩が綺麗だなぁと思って購入した作品です。
アンドロイドものが好きだという趣味もあるのですが、
さて、どうでしょうか。

 

あらすじ

+ クリック or タップで展開

AIを搭載した最新のアンドロイド『マキナ』が、世界で初めてチューリングテストに合格した。
人と見まごうクオリティで注目を集めたマキナだが、応用しきれない部分があり、まだ成長の余地があるようだ。

開発者である主人公のヒロは、共同開発者のカレン、初期型ロボットのプロト、
そしてヒロのもとでメイドとして働き始めたマキナと関わりながら生活していくことになる。
日々成長していくマキナと接していくうちに、ヒロの中に特別な感情が芽生えるが───

アンドロイドのヒロインと、天才だけど孤独な主人公。
そんなふたりが共に成長し、運命を乗り越えて、幸せを掴みとるまでをえがく。
心を繋ぎ合う純愛ストーリー。

公式サイトより引用


『QUALIA ~約束の軌跡~』OPムービー


ネタバレ無し感想

マキナ(CV:北見六花)

マキナ(CV:北見六花)

本作のメインヒロイン。
技術の結晶という割りにはポンコツさもある可愛いアンドロイド。

 

感想

※あらすじ・体験版で公開されている範囲はネタバレでないという認識です※

 

アンドロイドもの。
最初から完成された万能アンドロイドではなく、ちょいちょい天然ポンコツなのが可愛い。

 

基本は人間である主人公と、アンドロイドであるヒロインの心の葛藤を描いた日常もの。
そして、その葛藤を支える良き先輩たちとの心温まる物語。

 

なんだけど、途中でガラッと雰囲気が変わる
思い切った緩急の付け方してきたなぁって感じ。
まぁこの辺りは実際にプレイして頂きたい部分なのでここでは触れないけども。

 

全体として、あまり見なかったような物語になっていた感覚。
加えて、アンドロイドものといった設定が、その感覚に拍車をかけたのかも。

 

ネタバレで書けない部分が一番の物語のターニングポイントになってるので、
是非とも読んで欲しいなって思う。
ロープラものでは全体的に見ても頑張った部類なんじゃないかなと思う。

 

CGについて。
絵は可愛いし、背景も(ロープラなりに)割りと丁寧。
良いクオリティ。

 

BGMについて。
場に合ったBGMではあるけど、特筆すべきような点は無い。
主題歌は結構好き。

 

システムについて。
右クリックの挙動を設定できないのはちょっと不便かも。
それ以外は概ね快適。

 

こんな方におすすめ

  • サクッと読めるけど、儚さを感じられる作品が好き。
  • 急転直下の展開が好き。
  • オートマタ(アンドロイド等)ものやSFものが好き。

以下、ネタバレあり。

 

ネタバレあり感想

+ クリック or タップで展開

色々と学んでいくマキナを眺めるのが意外と楽しい。
最後にはどうなってしまうんだろうと、私は早い段階でそんなことを考えた。

 

カレン先輩はきちんと人間とアンドロイドの線引きをしろって忠告するけど、
主人公を凄く心配しているというか、想ってる感じがすごく良い。

 

でも、そこから色々と悩み始めて1週間も引きこもりになるのは、ちょっと主人公メンタル雑魚過ぎないか?って思っちゃう面も。
まぁ裏返せば、それだけ主人公にとって重要な問題だったのかもしれんけども。
マキナ自身も、自分の愛や恋といった感情に戸惑うのも良いね。

 

主人公は「人間はいつかアンドロイドを置いて逝ってしまう」けど、
マキナの為に何かを残してあげたいと、新たな研究に着手する。
お互いを想い合ってる感じが温かい。

 

そんな中で、突然の主人公事故死。
主人公途中退場は割りと珍しいかも。

 

とか思ってたら、もう既にアンドロイドな時点でSFだけど、時空超越SFものになる展開。
まぁその展開の是非はあれど、この尺の中で緩急をしっかり意識した点を評価したい。

 

で、この違う世界の主人公は過去に夢で元の世界のマキナと会っていたからか、
防水・防塵・高性能シンクロ機能搭載と元の世界のマキナより高性能なマキナを完成させたようで。

 

元の世界線とこの世界線、微妙に色々と変わってるんだよね。
マキナの瞳の色も違うし。

 

こっちのマキナは恋愛感情というものを最初からある程度受け入れてる気がする。
なので、元の世界と比べると、感情そのものに対する疑問などが希薄であっさり風味。
ただ、その分、ポンコツ風味は増してるかも。

 

元の世界では主人公がマキナの気を引こうとアレコレやってたけど、
こっちの世界ではマキナと協力者のプロトが主人公の気を引こうとアレコレやってる。
その対比が切ない。

 

徐々にこっちの世界の主人公もマキナと"ずっと一緒にいたい"と思うようになる。
人間とアンドロイドの命(寿命)の差を思いつつも。
そして、ずっと一緒に居る為に新たな研究へ。

 

そんな中、元の世界の事故の日とリンクしたような大雨の日。
マキナに正体不明のノイズが届く。それはきっと、元の世界の事故の映像。
そのノイズのお陰で今度はマキナのお陰で助かった。
何故映像が届いたの?とか無粋な事は考えず、ここは純粋に元の世界のマキナの想いが大きかったのだと勝手に自己解釈した。

 

最後に、元の世界のマキナへ視点変更。
並行世界のマキナが元の世界のマキナに届けた研究の情報。
それをもとに、研究所の面々で仮想世界を構築。
その世界でのマキナは、瞳の色が赤と青。なんでか悲しい気持ちになった。
だって、仮想世界で主人公と再会できても、元の世界の主人公は死んだままなのだから。
電脳世界で再会できても、それは本当の生きている主人公ではないし、元の世界のマキナはバッドエンドになってる気がしてしまって。

 

結果、ふたつの世界のマキナは、形は違えどそれぞれ幸せになったんだなと。
元の世界のことを思うとモヤモヤは残るけど、マキナ視点では幸せになったので、まぁ良かったのかな。

 

奇跡、軌跡と純愛がテーマになってると思えば、受け入れられる結末ではある。
ただ、主人公の過去と、現在の目標を明確に掘り下げられなかったのが若干残念な点。
ぼんやりとは示されてるんだけどね。

 

まぁぶっちゃけ、それこそ超展開でも良いから、リアル時空の元の世界の2人にリアル時間での幸せをあげて欲しかった…。
志し半ばで倒れてしまったリアル時空の主人公とマキナが報われない。
そう思える、人間とアンドロイドの間の純愛と葛藤を描いた物語だった。

 

本編終了後に改めてOP見ると、色々と興味深い。
そういうOPの作り方、好きです。


総評

プレイ時間:約6時間半オススメ度:★★★☆☆

アンドロイドものはいくつかプレイしてきたけど、シナリオ展開的には新機軸だった。
個人的には気持ちが揺さぶられるほどのインパクトは無かったけど、
ロープラ作品としては全体的なクオリティは良好だった。
そういう作品を求めてる方にはおすすめです!

 

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挿入画像 FANZA GAMES より引用

 

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