★★★★☆

黄昏のフォルクローレ 感想 レビュー

黄昏のフォルクローレ
あの日、彼女は僕の“運命”になった――
その日、彼は私の“楔”になった――

 

「黄昏のフォルクローレ」の感想です。

 

製品概要

タイトル:黄昏のフォルクローレ
ブランド:Citrus
原画:鈴平ひろ
シナリオ:森崎亮人
ジャンル:ノスタルジック浪漫譚
発売日:2019年6月28日

 

最近伝奇ものが好きでよく読みますが、
この作品はさて、どうでしょうか。

 

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あらすじ

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「——以後、この子に仕えて生きるように」

開国から数十年、発展著しい大帝都。

医者の息子だった『隅方有馬』は、唯一の家族であった父が病で急逝してしまい、天涯孤独の身となってしまう。

だが父の出入り先だった帝都でも有数の名家『乙部家』に引き取られ、そこで一人娘『乙部すぴか』の従者として働くことになった。

そして生まれついて体の弱いすぴかは権謀術数渦巻く乙部の本家を離れ、
わずかな使用人と共に別邸に移り住み、穏やかな日々を過ごしていた。

地元から単身帝都に飛び出してきた同僚の女給『阿久戸麦』
すぴかと同じ女学院に通う不思議な雰囲気の女学生『弓張月子』
名家烏丸家の息女でありながら現役警察官の『烏丸志乃』

知人達と共に、すぴかは自分なりに楽しく過ごし有馬はそれに付き合い、支え続けていた。

だがしかし緩やかに流れるのは陽の当たる時間だけだった。
夜のとばりが降りればその限りではなく、命の削れる音が響きだす。

何故、医者の息子であった有馬がすぴかの従者となったのか。
それは——。

「だって仕方ないでしょう? 私は貴方しか食べられないのだから」

公式サイトより引用


【Citrus公式】『黄昏のフォルクローレ』オープニングムービー


ネタバレ無し感想

※あらすじや体験版などで公開されている範囲はネタバレでないという認識です※

 

公式のあらすじに書いてあること以上に書いてしまうと、
全部ネタバレになってしまう。
それくらい大切な設定があって、且つそれは序盤で明かされるので。
なので、読み進めた上で感じた印象しか書けないのだけど。

 

各キャラ印象だけど、メインのすぴかはもちろん、
麦さん月子さん志乃姐もみんなキャラが立ってて良かった。

すぴか

 

すぴか

麦さん

 

麦さん

月子

 

月子

志乃姐

 

志乃姐

北周(すぴかの父親)も声と容姿が合っていて良かった。

 

BGMが遠くで鳴っている感というか、
その場に合ったBGMであり、尚且つ場を邪魔しないのは評価できる。
人物の声とのMIXでそう聞こえるんだろうけど、地味に大事な部分。

 

ジャンルにノスタルジック浪漫譚とあるが、
そこまでノスタルジーは感じない。
時代設定的にそういった感じはあるのだけど、
同じ時間軸に存在している建築物・空気感の様相が全てがそうでないので。

 

物語的には、よく出来ている。
多少、文章が冗長な部分はあるのだけれど。
一般的な地の文の部分がね。
この世界に生きるキャラ同士の会話はとても興味深いものがあるし、そういう部分に楽しさを見出せれば間違いなく楽しめる。
会話劇のような部分も多いと思うので。

 

ご都合主義な部分は少なからずあるのだけど、
この作品の場合は逆にご都合主義が無ければ後味悪くなるようなレベル。
上記のBGMの仕事ぶりと言い、気軽に読める伝奇ものをお探しの際は、是非ご一考を。
声優さんも素晴らしいよ。

 

こんな方におすすめ

  • 伝奇ものの作品が好き。
  • キャラの掛け合いを楽しめる作品が好き。
  • サクッと読めるけど、内容も濃い作品探してる。

以下ネタバレ有り。

 

ネタバレ有り感想

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まぁ言ってしまえば、人を喰らう化け物との物語。
主人公の有馬は(精を)喰われる側、ヒロインのすぴかが喰う側。

 

尚、物語的にはほぼ選択肢無しのすぴかのみのルートで進む。
ENDはBADかGOODかなのかなので、実質ゴールがひとつしか無いアレ。

 

読了後、黄昏逸話と言うの名のアフターもある。
このアフターは月子と「祝い子」との話で、興味深い。

 

作中では有馬すぴかの主従としての夜の関係が描かれた後、
しばらくは何事もなく進む。
途中出てくる麦さんのキャラも良く、
この人はこの作品における清涼剤のようなものかな?と思う。

 

物語はすぴかが「祝い子」として覚醒してしまった辺りから動きを見せる。
実はすぴか自身は「祝い子」として生まれるように交配されてきた子たちの「成功体」。

 

そして主人公である有馬は、そんな「祝い子」の側に送り込まれ、
力が先に暴走しないように「成功」に導く精神安定剤のように振る舞うことを目的としていた。
なので、冒頭の「喰う、喰われる」関係以上の男女の関係となった後も、
素直にすぴかを愛してるとは言えないジレンマがある。

 

有馬と恋愛関係になったすぴかは、これ以上命を喰いたくないと我慢をする。
が、それも限界を迎え、偶然街を彷徨っていた時に出くわした志乃姐を喰ってしまう。
エピローグで志乃姐は死んでいなかったと判明するんだけど、
これがこの作品におけるご都合主義の良いところ。
志乃姐が死んだままでは大団円は迎えられなかったからね。

 

物語中で結ばれたすぴかと有馬が余生を過ごす中でほぼ同時に逝ったと語られるのも良かったポイント。
二人は互いに愛し合っているけど、生かすか殺すかの関係なので、
どちらかが残されることなく逝ったのは良かった。

 

で、何代か時代は過ぎ、すぴかの生き写しのような子が産まれていて、でも性格は全然違う。
この物語のヒロインすぴかは静か、冷静、新すぴかはうるさい、明るい快活な印象で。

この新すぴかによる物語も見てみたかった。
月子は血の影響か歳老いず生きていて、
祝い子」としての血が薄まって平和になった一族を見守っている。

 

ちなみに明確な関係は描かれなかったけど、
作中では有馬月子を「」、月子有馬を「」と表現していた。
あとになって気付くが、この二人の髪色や前髪辺りの髪型が似ているのも、
二人の関係を表現していて、これも良かったな。


総評

プレイ時間:約12時間オススメ度:★★★★☆

本当に1本道の作品だけど、1本のアニメ映画を見ているような感覚だった。
お手軽な伝奇ものをお探しの方にはぴったりの1本だと思う。
色々と求めたいことはあるけど、とても良くできた作品。
さりげなく、すぴかの寝間着もロリ体型もエチエチなので、
その辺刺さる方も是非ともどうでしょうか?

 

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挿入画像 FANZA GAMES より引用

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