アストラエアの白き永遠 感想 レビュー【萌えゲーアワード2014 BGM賞 受賞作品】

アストラエアの白き永遠★★★☆☆
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★『HaremKingdom -ハーレムキングダム-』

今日もまた、春の訪れを予感しながら、冬の想い出を見上げている。

今回は「アストラエアの白き永遠」の感想を。
見るからにファンタジー、見るからにシナリオゲーですが、さてどうでしょうか。

あらすじ

月ヶ咲には二年間、春が訪れていない。

四季に関わらず、雪は降り続いていた。
ゆらゆらと舞い散る白い結晶。
だがその雪は、決して積もることがない。
それは優しい雪だろうか。
それとも悲しい雪だろうか。

積もらない雪のほかにも、突発的な竜巻、落雷、河の増水などの異常気象が街では続いている。
組織の命で、謎の異常気象から二人の少女を守ることになった主人公──榛名陸。
彼はエルフィンと呼ばれる存在で、ルーンという不思議な力を操ることができるため、学生の身でありながら人命救助といった仕事を続けていた。

訪れた街は、過去にも住んでいた月ヶ咲。
雪のように真っ白な出で立ちの彼女と、雪合戦をしたり雪だるまを作ったりと遊んでいた。
だが、懐かしいと思う間もなく事件は続く。
陸は仲間たちと共に、そんな日々を駆け抜ける。

月ヶ咲の雪空の下。
もう溶けて見えなくなった、雪道の足跡を探して。
きっとこの先に、彼女が待つのだと信じて。

今日もまた、春の訪れを予感しながら、冬の想い出を見上げている。

公式サイトより引用


オープニングムービー

アストラエアの白き永遠 オープニングムービー


ネタバレ無し批評

世界観的に目に入るものが白基調なので少し眩しいかも。

ルーンと言われる能力がある世界観。
なので完全にファンタジー。

全編に漏れなく付いて回るのは「家族」というキーワード。
少しホロっとできる、そんなお話が詰まってる。

まぁ、ルートによって内容の温度差というか、場違いなメタ発言があったり酷い部分もあるのだけど。
トゥルーの為に、その駄目な話も読まないといけないのは苦行かも。
誰とは言わないが、ヒロインの中にサイヤ人が数人紛れている。

この手の長いシナリオゲーはフルコンプしてなんぼなので、あまり間を置かずに読める時に読んでしまうのがオススメ。
そうじゃないと、内容を忘れてしまって、全て終えた時の感動も半減してしまう。

BGM、ボーカル曲のクオリティは総じて高い。

天候問わず雪が降る、しかしその雪は決して積もらない。
そんな舞台で紡がれる、儚いけど温かい物語に興味があれば是非。
キャラもそれなりに可愛く、シナリオを読むのが好きな人には刺さるかな、と。

以下ネタバレ有り。

ネタバレ有り批評

共通範囲はサブキャラである渡部くんと柚子ちゃんのお話までだったかな、と。
どちらも「家族」がテーマになってる。
それぞれ原因があって、家族、または本人が「能力者」として覚醒してしまい、それを解決する…といった具合。

トゥルーの雪々ルートを読む為には、5人全員ヒロイン全員読了しなければいけない。
よって、雪々読むなら長時間のプレイは避けられない。

好きなキャラは【りんね一夏落葉コロナ雪々琴里】。
シナリオ評価は【落葉=りんね雪々コロナ一夏=琴里】。

以下、プレイ時の攻略順に。

一夏

元気な子だし、声優パワー(CV:桐谷華)も相まって、めっちゃ可愛かった。
他のルートでも陸が大好きな、ある意味報われないヒロイン。

内容としては、お姉ちゃんとの気持ちのすれ違いを克服していくようなイメージ。
一夏はお姉ちゃん(作中では夕凪主任)が大好きなんだけど、お姉ちゃんは仕事にご執心で家にも帰らず、家族としての触れ合いが極端に少ない。
そんな姉妹の関係性がいかにして修復されていくかを描いている。
共通ルートでも「家族」や「兄弟」みたいなものは全体のテーマとして感じられたので、それを掘り下げていったような感じで。

可もなく不可もなく、純粋に声優さんを慈しむルートかな。
作品として、この物語の必然性はあまり感じない。

落葉

途中で2週間ほど空けてしまったので、内容忘れ酷い。

母親を早くに亡くし、父親(陸の上司)も仕事でずっと帰らない。
その為、家族との思い出が極端に少ない=家族を欲している。
というとこで、ここでも「家族」がテーマ。

妹の葉月をめちゃくちゃ可愛がってる。
あふれ出る母性の塊のような子。
多分、このルートでの結末が1番幸せなんじゃないかなって思う。

ただし、このルートで夕凪主任が主犯となって、落葉の妹の葉月の能力目的で、葉月が眠らされて攫われる事件があるのだけど。
それだけは本当に状況的にも胸糞悪い。

その後の主任の態度とか見てても、本当に胸糞悪い。
意図的にヴァル研側を悪役として描いたのかなと思うくらいに。

まとめると、お前も家族にしてやろうか!?って話。
ほんと、家族愛っていいよね。

コロナ

とても健気な自称ロボットちゃん。
このルートは陸とコロナの物語であり、友達との物語でもあり、家族の物語でもある。
コロナの物語以外でも度々出てくる「惑星探査」についても、このルートでは後半で語られる。
ので、他のルートより扱うテーマが多い。

コロナの正体については、読んでる内に予想できてしまう。
もちろんロボットなんていうわけもなく、作中最強を誇るエルフィン。

最終盤、宇宙から帰還するコロナを助ける際に、陸がただの超人になって笑う。
能力者とかそういうレベルじゃねえ、こいつもサイヤ人だった!
ご都合主義が良いか、BADENDが良いか…難しいねぇ。

琴里

柚子とまりもの姉妹とは仲良し(?)
そのおかげで、他ルートではあまり見れない柚子とまりもの姿が見れる。

陸と境遇が一緒で惹かれ合っちゃうパターン。
このルートの陸と琴里はただの変態。

琴里に関しては、そういうキャラ、性格ってことで個性はつけれていたけど、それが良いか悪いかは別。
サイヤ人かな?
いや本当、戦って解り合ってイチャイチャして終わります。

このルートではサブヒロインのひなたが好印象。
ちなみに、ここでもテーマは「家族」。
それに加えて「卒業」かな。

りんね

どう見ても雪々がトゥルーなので、それ以外では最初からこの子は最後にしようと決めていた。
結果、良かったなって思う。
何が正史であれ、エロゲに於いて、誰を最後に攻略しようかなと考えるのは楽しい。

ちなみにこの子、陸の妹
でも陸は知らない。
りんねだけが一方的に知っている状態からスタート。
でもね、腹違いだからセーフなんだよ。

あ、ここでも「家族」がテーマです。
一夏もそうなんだけど、りんねもどのルートでも陸に対して好感度MAXなのが見て取れる。
また、この話でだけ「幼稚園部」というものが存在するのだけど、そういう飾り付けがあった方が陸と3園児との絡みは面白いのでgood!

りんねちゃん可愛いよりんねちゃん。

戦闘民族が戦いを求めるのは仕方ないね…。
この時確か、「恋は戦争です!」とか何とか発言してるんだよね。w

トゥルー以外で雪々がきちんと物語に絡んでくる唯一のルート。
また、雪々がきちんと意思表示して応援してくれる唯一のルート。
そういう意味では、これが正史なのかも。

最後にりんねが制服を着て一緒に学校に行く展開はとても良き。

雪々

雪々と書いて、「ゆうき」と読む。
紛うことなきロリ。

2ndOPがあるゲームはいいね。
それを見た瞬間、ああここまで読んで良かったなって思える。

ここまで来て、やっと局長の真意が分かる。
落葉ルートだと葉月が攫われるが、このルートでは未遂に終わる。
夕凪主任に比べて、白羽教授の求心力の無さよ…。

大神さんというコロナと仲良しのサブヒロインがいるのだけど、割りとネタキャラ。
ちなみにこの子はずっと様子がおかしいので、メタ発言しても許せる。

ひなたの過去に触れる、ひなたが救われるのも、唯一このルートだけ。
その他のヒロイン達も、このルートではそれぞれ元気でやってる描写があるのも良い。
陸とは恋仲にならなかったというだけで、きっかけは違っても、各ルートで起きた出来事も不自然にならない程度に描写している。
皮肉なことに、各ルートの時より、盛り上がりと好感が持てる形で。

重要な人物として、白羽の娘の幸(ゆき)が登場。

他ルートでもエピローグで見かけるんだけど、ここで初めて名前と正体が分かる。
それにしても、どうしてこの子のルートがないんだ…!

結局、このお話では最後に雪々と旅に出る。
目的は、世界中の望まぬ能力者の能力の回収。
この辺りの最後の話は蛇足だったかもしれない…。

総評

 シナリオ  3/5 
 システム  3/5 
 グラフィック  4/5 
 キャラ  3/5 
 音楽  4/5 
 プレイ時間  約45時間 
 オススメ度  ★★★☆☆ 

ぶっちゃけ、攻略ヒロインが落葉、コロナ、りんねの3人+トゥルーだけだったらもっと評価上がったかも。
後述するけど他の2人はサブヒロインで攻略不可でも良かったかも。

落葉は、作中でもキーとなる妹の葉月(予知能力のルーン持ち)のこともあるし、陸が暮らす家の家主でもあるので、家族と言うものを陸が感じるきっかけになれる。
また、陸の上司である局長の娘なので、物語を構築する上で重要なポジションにいる。

コロナは作中ヒロインの中で最強の能力者であり、この物語の中軸でもある、宇宙開発の話に深く関わっている。

りんねは陸の組織仲間、またとして、陸との葛藤やすれ違い、自身の母の遺した手紙を陸に見せる、雪々との関係性などを描ける。

他の二人は、そこにヒロインとして存在している必然性を感じないって感じで。
一夏はアイルーンが判明するのが雪々ルートの終わりの方だし、琴里も雪々ルートで家族の元に戻るためにヴァル研離れたいって描写もきちんとあるし。

とは言え、長いシナリオゲー(キャラゲー寄りかも)、冬ゲーやりたい人にはオススメする。
同ブランドのいろセカシリーズや、さくら、もゆ。-as the Night’s, Reincarnation-など読んだ方なら楽しめるかな。
5年も前のゲームだし、上記の作品とライターは違うけど、個人的には空気感は同じように感じる。
と言うか、このブランドの絵柄が好きなら読んでください。
BGMや雰囲気はとても良い。

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挿入画像 DMM GAMES.R18 より引用

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